【1/14大会】ONE Fight Night 6、スーパーボンvs.アラゾフがメインに、ロッタンvs.プエルタも
王者スーパーボン(タイ) と、ONEフェザー級キックボクシング世界グランプリ優勝者のチンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン / ベラルーシ)によるONEフェザー級キックボクシング世界タイトルマッチがしばしの間おあずけになった。
両者は12月3日(土)の「ONE Fight Night 5」で対戦する予定だったが、スーパーボンが体調を崩し、試合に間に合わない見込みとなった。
このため、この試合は1月14日 (土)にタイ・バンコクのインパクト・アリーナで開催される 「ONE Fight Night 6」のメインイベントに。スーパーボンのホームであり、アラゾフも同国でトレーニングをしているため、待望の対決にふさわしい会場といえるだろう。
さらに、ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのロッタン・ジットムアンノン(タイ)がフライ級キックボクシングマッチに出場。ダニエル・プエルタス(スペイン)と対戦する。
113勝34敗という驚異的な戦績を有するスーパーボンは、現在12連勝中と絶好調。
直近では、シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)、ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)、マラット・グレゴリアン(アルメニア)といった現代のキックボクシング界のレジェンド3人を撃破している。
もしアラゾフにも勝てれば、スーパーボンは世界最高のパウンド・フォー・パウンドのキックボクサーとしての地位を固めることになる。
対するアラゾフは59勝5敗(1無効試合)という戦績の持ち主で、同じく波に乗った状態でこのメインイベントでの対決に臨む。
ONEフェザー級キックボクシング世界グランプリでは、完璧な試合運びを披露。準々決勝ではサミー・サナを、準決勝ではスモーキン・ジョー・ナタウットをノックアウトし、さらには決勝ではシッティチャイを下してトーナメントの頂点に立ち、スーパーボンへの挑戦権を手に入れた。
スーパーボンとアラゾフの対決はこれまでに数度延期されている。9月の「ONE Fight Night 2」ではアラゾフが負傷し出場辞退となり、今回はスーパーボンの体調不良で延期となった。
だが三度目の正直で、ついに2023年の幕開けを華々しく飾る大会のメインイベントになった。
また、ロッタンもプエルタ戦は2021年10月の「ONE: FIRST STRIKE」で予定されていたが、新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、出場ができなくなったという経緯もある。
以来、両者はスキルを磨ながら、ONEのケージ「サークル」で戦い続けてきた。
ロッタンは、今年3月の「ONE X」で、DJことデメトリアス・ジョンソン(米国)との特別ルールマッチで敗れた後、ジェイコブ・スミス(イギリス)とONEストロー級ムエタイ世界チャンピオンのジョセフ・ラシリ(イタリア / モロッコ)を下し、ONEチャンピオンシップ史上最も圧倒的なストライカーとして確固たる地位を築いている。
プエルタは「ONE: NEXT GEN III」で、ロッタンのチームメートであるパンパヤック・ジットムアンノン(タイ)に敗れたものの、今年2月にはジドゥオ・イブ(中国)に勝利している。
「ONE Fight Night 6」に関する最新情報は、今後もONE公式ホームページでお知らせする。