コロナ禍の格闘技ジムを支える方法、トナーとコンプトンが語る
日本では新型コロナウイルスの感染拡大防止のために出されていた緊急事態宣言が解除されたが、世界では多くの格闘技ジムは閉鎖されたままだ。
これらのジムがいつ再開するかはわからないが、ジムがロックダウン(都市閉鎖)による打撃を乗り越えるために、自分たちにできることもある。
ONEチャンピオンシップの2人のオーストラリアのアスリート、ジョシュ・トナーとエリオット・コンプトンが、コロナウイルスによる制限下でジムをサポートする方法3つを紹介する。
配送可能な商品を購入
これはロックダウン中のジムをサポートする方法として、特に失業や収入減少した人にとっては、非常に難しいかもしれない。
だがトナーとコンプトンの両者によると、制限が解除された時に戻るジムがあるようにする、最も実用的な方法だ。
「ジムのメンバーとして、もし経済的に問題がないなら、できる限り支払うか、会員権を継続することを勧める」と、ONEの公式アスリートランキングでストロー級ムエタイ1位につけるトナーは説明する。
「制限は段階的に解除されると思う。それまでの間、経済的な面でも、クラスに参加するだけでも、クラブ、コーチ、スポーツを引き続きサポートしてほしい」
もし資金的に余裕があるなら、自宅にトレーニング機器などを導入することで、さらに支援の手を広げることができると言う。
「何らかの形でジムやクラブを経済的にサポートできれば、それは素晴らしいことだ」とコンプトンは強調する。「配送可能な商品や機器をジムから購入することで、ジムをサポートすることもできる」
コーチやチームメイトとつながりを保つ
ジムは体を整えるだけの場所ではない。第2の家のようなものであり、そこにいる人たちは第2の家族のようなものだ。
現在ジムが閉鎖されているからといって、それは誰ともつながりを保てないということだろうか?答えはノーだ。
「(ビデオ会議ツールの)Zoomのようなアプリは、みんなのつながりを保ち、チームの環境を維持するのに役立っている」とトナーは説明する。
トレーニングはできないかもしれないが、アプリはコーチやチームメイトと緊密に連携して、ジムの士気を高めるのに最適な方法だ。
「コーチやトレーニングパートナー、ジムのコミュニティとのつながりを保ってほしい」とコンプトンは勧める。「SkypeやZoomでトレーニングについて話そう」
ジムについてSNSでシェア
ジムはこれまで、どんなことの役に立っただろうか。体重を減らしたり、試合に出たり、もしくは、何か人生における試練を乗り越える支えになったりしたかもしれない。もしそうだとしたら、是非その話を広めてほしい。
格闘技ジムについて他の人々にシェアすることは、すぐには役に立たないように思えるかもしれないが、長期的な効果を見込めるものだ。
「ジムをどれほど気に入っているか、そして何がすばらしいのかを、知り合いに広めてほしい。そうすることで、コロナウイルスによる制限が解除された時、ジムに戻ったり、新しくジムに通い始めたりしたくなる!」とライト級キックボクシングの5位にランクするコンプトンは説明する。
「全ては長期的なもの。ジムのオーナーやコーチ陣はとコーチングスタッフは、あなたの助けや口コミにとても感謝するだろう。コミュニティが全てだ」
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