ムエタイを始める時に揃えたいトレーング用品9つ
ムエタイのトレーニング用ギアを揃える時の可能性は限りない。考える必要があるのは予算と、トレーニング用のバッグに収まるかだけだ。
ムエタイ初心者ならほとんど何も買わなくても何とかなる。だが、本格的にムエタイを始めたならば、トレーニングと同じくらいトレーニング用の装備を揃えることも楽しめるだろう。
以下に挙げるのはムエタイを始める時に買っておきたい9つのトレーニング用品だ。
グローブ
グローブは自分とスパーリングパートナーの両方を守ってくれる、とても重要な装備だ。
ジムに行けばグローブがそこら中に転がっているかもしれないが、自分用のグローブを買うのが必須な理由が2つある。衛生面と、グローブに馴染むためだ。
できれば、店で直接買うのが好ましい。試着ができるからだ。ぴったりと手にはまるかどうか、十分な手首をサポートと詰め物も入っているかなどを確認するといい。
「サイズの選択肢はたくさんある。自分に合っていると感じるものを見つけるのが大切」と、ONEアトム級ムエタイ世界チャンピオンのスタンプ・フェアテックス(タイ)は言う。
「プロのアスリートなら、チームの規定に沿ったグローブを買う必要がある」
ムエタイショーツ
ムエタイのクラスにバスケットボール用などのショートパンツで現れるのは確実に避けたい。ムエタイ用のショーツを買うことをお勧めする。
ムエタイショーツは太腿や鼠径部の辺りに十分な余裕を持たせてあるので、思い切り蹴りを繰り出すことができる。
試着する時は、何回かキックを試してみて、フィットするかどうか、キックに十分な余裕はあるかを確認しよう。
マウスピース
マウスピースは歯を保護してくれる。マウスピースのタイプは様々だが、アマチュアならお湯につけて軟らかくし、口の中で形を作るボイルアンドバイトタイプが一番いいだろう。
だが、ボイルアンドバイトタイプのよくある問題は、ぴったり合わない可能性があることだ。そのため、プロのアスリートはカスタムメードのマウスピースを使っている。
普段のトレーニングにカスタムメードのマウスピースはいらないだろうが、よりしっかり歯を保護したい時には購入を検討してもいいかもしれない。
アンクルサポーター
アンクルサポーターは足首をサポートしてくれる。トレーニング用具を揃える時に一番に買うものではないかもしれないが、足首にサポートが欲しい場合は持っておくといい。
アンクルサポーター必ずつけているアスリートの1人が、ヨドサンクライIWE・フェアテックスだ。世界的な人気アスリートの彼は、よくピンクのアンクルサポーターをよりパワーのある左足首につけて目立たせている
トレーニングウェアを少しお洒落に演出したいなら、アンクルサポーターの色で遊んでみるのもいいだろう。
バンデージ
私たちの手は27の小さな骨でできている。バンデージはその骨と、骨の周りの柔らかい組織が損傷されないように保護してくれる。
また、バンデージを巻けば、パンチを打つ時に指や手首が動かないように拳を固めることができる。
バンデージを買う時は、質の良い物を選ぼう。長持ちするし、しっかりと手を保護してくれる。
良質のバンデージを買うだけでなく、正しく巻く方法も知っておく必要がある。
シンガード
レッグガードは厚みのあるレイヤーで足の甲と甲まわり、脛を守ってくれる。いろいろなサイズがあるので、購入時には試着するのがいいだろう。
初めてのクラスにレッグガードをしていく必要はないかもしれないが、最終的にはスパーリングやドリルの際に使うようになるはずだ。
今のうちにジムバッグの中に入れておけば、ムエタイのスパーリングのクラスに誘われた時にすぐに参加することができる。
着心地のいい服
男性アスリートの多くはショーツでのトレーニングを好むだろう。女性の場合は、汗でびしょびしょになりすぎないトップを選ぶのが良い。
たとえば、スタンプはクラスの前にいつも自分のトレーニングギアをチェックするという。
「女性はノースリーブで体に合った、着心地のいいトップがいいと思う。何を着たらいいかわからなければ、ムエタイトレーニング用の服を買えばいい」と、これまでの人生のほとんどを格闘技に費やしてきたスタンプは語る。
「いいスポーツブラも買っておくといい。効果は3つ。胸を支えてくれるし、動きやすくなるし、通気性のいい素材だから」
ナンマン・ムアイ
https://www.instagram.com/p/BRJD3ndAVYy/
信じられないかもしれないが、多くのムエタイアスリートの秘密兵器はナンマン・ムアイと呼ばれるムエタイ用のオイルだ。
ほとんどのナックモエ(ムエタイ戦士)がトレーニング前にこのオイルを使い、筋肉をウォームアップする。トレーニング後のマッサージにもぴったりのオイルだ。
タオル
パッドワークやスパーリングの最中に汗のしぶきを浴びたい人はいないだろう。
汗っかきなら、休憩の時に汗を拭けるようにタオルを近くに置いておこう。トレーニングパートナーにも感謝されるはずだ。
ジムに行く人や格闘技のクラスに参加する人は、たいていタオルを持っている。ぜひそうするように心がけよう。
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