【10/22大会】ONE Fight Night 3: Lineker vs. Andrade– アーセル2競技王者に、ルオトロが初代王者
ONEチャンピオンシップは、「ONE Fight Night 3: Lineker vs. Andrade」が10月22日(土)、マレーシア・クアラルンプールのアクシアタ・アリーナで開催した。
メインイベントはONEバンタム級世界タイトルマッチ。ジョン・リネカー(ブラジル)とファブリシオ・アンドラージ(ブラジル)が対決。リネカーは計量に失敗したため、タイトルを剥奪され、試合はキャッチウェイトで行われることになった。アンドラージが勝てば新王者となるチャンスではあったが、第3ラウンドで意図しないローブローをもらったリネカーが試合続行不可能に。試合はノーコンテストとなり、ONEバンタム級世界王座は空位となった。
ライト級キックボクシング王者のレギン・アーセル(スリナム)は、初代ONEライト級ムエタイ世界王座決定戦でシンサムット・クリンミー(タイ)と対戦し、スプリット判定で勝利。2競技王者となった。
ブラジリアン柔術界の至宝と名高いケイド・ルオトロ(米国)と、サンビストで柔道でも数々の栄光を手にしたウアリ・クルジェフ(ロシア)との試合は、クルジェフがハイドレーションテストを通過できなかったため、試合はキャッチウェイトで行われた。ルオトロが勝てば初代ONEライト級サブミッション・グラップリング世界タイトルを獲得し、クルジェフが勝てば、王座は空位となる戦いだったが、ルオトロがヒールフックを決めて初代世界王者となった。
唯一日本から出場した内藤大樹は、アミール・ナセリ(イラン / マレーシア)にユナニマス判定で勝った。
印象強いフィニッシュを決めたルオトロ、ベテランのメディ・ザトゥー(アルジェリア)、無敗のニューカマーのシャミル・ガサノフ(ロシア)とノエル・グランジャン(フランス / タイ)の4選手が、ONEチャンピオンシップのチャトリ・シットヨートン会長兼グループCEOから5万米ドル(約740万円)のパフォーマンス・ボーナスを授与された。
試合結果とハイライト動画は以下の通り。