【11/19大会】ONE Fight Night 4、クリスチャン・リーがウェルター級王者アバゾフに挑戦
ONEライト級世界チャンピオンのクリスチャン・リー(シンガポール / 米国、24歳)が、さらなるタイトル獲得と歴史に名を残すチャンスを得た。
リーは、11月19日(土)の「ONE Fight Night 4」で、ONEウェルター級世界チャンピオンのキャムラン・アバゾフ(キルギス、29歳)に挑戦する。同大会は、米国のゴールデンタイムで生中継される。
この世界タイトルマッチでアバゾフからベルトを剥ぎ取れば、史上最年少のMMA2階級チャンピオンとなる。
リーはフェザー級からライト級に転向して以来、破竹の勢いの活躍を見せてきた。
2019年5月に当時ONEライト級世界チャンピオンだった日本のMMAレジェンド・青木真也をノックアウトし、世界チャンピオンに。
この後、ONEライト級世界グランプリ決勝ではザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)を破って銀色のベルトを獲得。ユーリ・ ラピクス(モルドバ)とティモフィ・ナシューヒン(ロシア)をともに第1ラウンドTKOでフィニッシュし、2度防衛も果たした。
2021年9月にはオク・レユン(韓国)からタイトルを一時奪われ、その際の判定負けは議論を呼んだ。だが、今年8月のリマッチではオクをKO。世界チャンピオンに返り咲いた。
今回の試合では、姉の現アトム級女王のアンジェラに続き、階級を上げて2階級制覇に臨む。
対するアバゾフもウェルター級のアスリートを相手に次々と勝ち星を挙げてきた。
元ONE世界王座挑戦者のアギラン・ターニ(マレーシア)に一本勝ちし、日本の岡見勇信をノックアウト。そして2019年10月にはゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)からONEウェルター級世界タイトルを奪取した。
その後、当時無敗だったジェームス・ナカシマ(米国)を相手に第4ラウンドTKO勝利を挙げ、初防衛も果たした。
そして今年2月には、2階級制覇に挑戦。階級を上げてライニアー・デ・リダー(オランダ)のONEミドル級世界王座に挑戦したものの、アームトライアングル・チョークで一本負けを喫した。
11月19日の試合では、今度はリーがアバゾフと対決し、2階級制覇を目指す。
以前報じた通り、同大会で2つ目のONE世界タイトルを目指して戦うのはリーだけではない。コーメインイベントでは、ストロー級ムエタイ世界チャンピオンのジョセフ・ラシリ(イタリア / モロッコ)が、ONEフライ級ムエタイチャンピオンのロッタン・ジットムアンノン(タイ)挑戦し、2階級制覇を目指す。
「ONE Fight Night 4」に関する最新ニュースは今後もONE公式ホームページでお知らせする。