【12/3大会】王者パシオ、ブルックスの挑発にも平常心「心理戦とわかっている」

Joshua Pacio World Title belt 1200X800

ONEストロー級世界チャンピオンのジョシュア・パシオ(フィリピン)は、長い間次の防衛戦を待ちながら、準備を重ねてきた。

そしてついに12月3日(土)の「ONE 164」のメインカードで、同級1位コンテンダーのジャレッド・ブルックス(米国)と対戦する。

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両者は当初、今年6月に対戦する予定だったが試合が延期されていた。

パシオはホームのフィリピン・マニラのモール・オブ・アジア・アリーナの観客の前での試合を楽しみにしている様子だ。

パシオはこう語っている。

「とても、とても、楽しみにしている。ついに行われることになったんだ。当初は6月3日の予定だったが、9月にずれるかもしれないとも考えた。ずっと準備はしていたけれども、12月で決まりだと思う」

「試合が延期されたのは、ある意味ではラッキーだったと思う。もっと準備する時間ができたから。あと3週間で100パーセントの状態になると思う。準備は万端だ。目標は常に完成された総合格闘家になることだったし、この試合がどんな戦いになろうと準備はできている」

2021年11月にONEに参戦したブルックスは、デビュー戦の前から、パシオにアピールをし続けてきた。

勝ち星を挙げるたび、ストロー級MMAのベルトを手に入れると主張していたが、パシオはこうした舌戦に巻き込まれることはなく、ただ目の前の課題に集中し続けた。

パシオはこう説明している。

「心理戦を仕掛けられていることはわかっている。だが彼(ブルックス)のことはアスリートとしてリスペクトしている。彼も自分をアスリートとしてリスペクトしてくれていることはわかっている。彼が自分に感情的になってほしいと思っているのを知っているので、この試合には感情を持ち込まないようにするべきだ。もし感情的になったら、隙を突かれるかもしれない」

パシオ、ブルックスのレスリング対策「準備はできている」

ジャレッド・ブルックスは、強力なレスリングを駆使してONEで上位ランカーを相手に3勝を挙げている。

ジョシュア・パシオは、ブルックスのテイクダウンとグラップリングを警戒しなければならないとわかっているが、準備を重ねればどんな困難にも打ち勝つ強さを得られると考えているようだ。

パシオはこうコメントしている。

「もちろん、彼のレスリングは問題になるだろう。だが、そのためにトレーニングをしてきた。準備はできている。自分が彼に問題を与えることを期待していてほしい」

「まだ披露していない道具がある。タフな試合になるとはわかっているし、これまで学んできた新しいことを見せることができるだろう」

2019年4月からONEストロー級世界タイトルを保持し続けているパシオは、これまでに3度防衛を果たしている。

絶好調のブルックスはベルトを奪取するつもりでいるが、パシオは自分が王者として君臨し続けている理由を思い返してほしいと望んでいるようだ。

パシオはこう付け加えた。

「この試合の要点は、どちらがよりベルトを望んでいるかということだ。自分はここのチャンピオンだ。そしてそのことを彼に対して証明してみせるつもりだ」

「フィニッシュは狙っていない。ノックアウトもサブミッションも狙っていない。自分は、戦いぶりで向上した点を見せたい。最後に(レフェリーが)挙げるのは自分の手だ」

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