【12/3大会】若松佑弥「フー・ヨンを徹底的に塩漬けに」
フライ級3位コンテンダーの若松佑弥が12月3日(金)、「ONE: WINTER WARRIORS」でノックアウトアーティストのフー・ヨン(中国)と対戦する。
今年4月のリース・マクラーレン(オーストラリア)戦以来の試合となる若松は、現在4連勝中。このまま勢いに乗って5連勝とし、2021年を締め括ることができるか。
試合を前に、若松がONEチャンピオンシップ編集部のインタビューに応じた。
ONEチャンピオンシップ:どのようなトレーニングをしているか?
若松佑弥:週6で、寝技と打撃を半々くらいで変わらずやってきた。練習相手は対戦相手によるが、オーソドックの対策で、石井逸人と練習した。
ONE:今年、アウンラ・ンサン(ミャンマー)などが所属する米国のジム「サンフォードMMA」でトレーニングをした。そこで学んだ大切なことは何か?
若松:練習して休んで、技術の動画を撮ってそれを振り返って。毎日練習して休んでの繰り返し。試合のファイトウィークみたいなのが1ヶ月間続いた感じだった。
デフェンス面だったり、戦いの姿勢を学んだ。ディフェンス面は指摘されて、直そうと思った。
ONE:アウンラ・ンサンは、どんな人だったか?
若松:何回かご飯に行って、練習の時も話しかけてくれた。英語を話せないので複雑なことは話していないが、仲良くなれた。
彼の階級はあまり詳しくないが、(岡見勇信がアウンラ・ンサンとやりたいって言っているのを見て)それは見たい。
ONE:ONEフライ級世界チャンピオンのアドリアーノ・モラエス(ブラジル)と対戦する可能性もあったようだが、今回は実現しなかった。それについて、どう思うか。
若松:別にしょうがないし、(タイトルマッチは)いずれ来ることだと思う。今回、僕が負けたら無くなるだろうし。時代の流れというか、ここで組まれなかったのは運命だと思うし。そこにとやかく言ってもしょうがないし、「ああ、流れたか」くらいの気持ちだった。
ONE:タイトル戦を待つのではなく、フー・ヨンとの対戦を受け入れた理由は?
若松:今年1試合しかやっていなかったし、ファイターで戦うのが仕事なので。ONEの選手で組まれたらやるだけだ。
ONE:勝って得るものより、この対戦自体にリスクがあると思うか?
若松:リスクは全てリスク。相手が誰であろうが同じ。あんまり関係ないですね。とりあえず集中している。
ONE:ダニー・キンガッド(フィリピン)は、若松選手がタイトルマッチ挑戦権を掴むにはまだ長い道のりが必要だとコメントした。それについてどう思うか?
若松:まあ、とりあえずカイラット(・アクメトフ、「ONE: WINTER WARRIORS II」でキンガッドが対戦予定)を倒してから言えや、って感じだ。しかも(キンガッドは)試合をしていなかったじゃないか。時代は流れているんだよって思う。
ONE:フー・ヨンについて、彼の強み、弱みをどう分析しているか?
若松:強みは散打(サンダ)の打撃。かといって、綺麗な打撃ではなくて、思いっきり力でぶん回すというような感じなので、そこが危険なのかなって。あとは前に出てくる選手なので、そこが強み。
弱みは、ディフェンス。自分自身のことを打たれ強いと思っていると思うので。一個一個の精度がそんなに高くないのかなと思う。
ONE:フー・ヨンのスキルセットで一番危ないなと思うのは何か?
若松:左右のフックだ。左右のパンチは、特に右フック、右ストレートは精度が良いんじゃないかなと思う。
ONE:この試合で何か証明したいことはあるか?
若松:今回は寝技で圧倒できるんだぞってところを見せたい。青木(真也)さんのクラスは1〜2年やっている。
ONE:一番理想的な試合の終わり方は?
若松:何も相手にさせず、相手と打ち合いにもならず、相手の光を消されて、試合が終わった、みたいな。それで僕も無傷みたいな。3ラウンド徹底的に塩漬けにしたいと思う。
グラップラーみたいな一面も見せたい。
12月3日は集大成を見せたい。日本で一番強いのは俺だっていうのを見せたいと思う。
ONE:車が好きだと聞いているが?
若松:車好きだ。免許は去年取った。車は結構乗っている。父親がF-1が好きで、子供の頃から車が好きだった。ゲレンデ(メルセデス・ベンツの車)が欲しい。
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