★インタビュー特集:日本選手の2019/2020⑩—平田樹
ONEチャンピオンシップの日本人アスリートに2019年を振り返ってもらい、2020年の抱負を聞く企画「ONE日本選手の2019/2020」。今回は高校卒業後に総合格闘技に転向してわずか1年でONEデビュー、2勝を挙げた平田樹のインタビューをお届けする。
平田樹は6月の「ONE:LEGENDARY QUEST」で、アンジェリー・サバナル(フィリピン)を相手に第1ラウンドでアメリカーナを決めて一本勝ちし、快心のデビューを果たした。2戦目の10月の両国大会「ONE:CENTURY 世紀」でも、石毛里佳(タイ)を相手に一本勝ち。次世代のスターとして名乗りを上げた。
ONEチャンピオンシップ:2019年は大きく飛躍した年だったのでは?
平田樹:まだまだだ。
ONE:両国大会の試合は注目度が高かった。
平田:2戦目は打撃メインでやりたいと言って、それができたので、良かったと思う。
日本大会は良かった。またやりたい。台風がなければもっと良かった。家族は電車が使えず、車でみんな応援に来てくれた。父と母、兄が来てくれた。
ONE:ニックネームの「ストロング・ハート・ファイター」はどうやって決めた?
平田:ニックネームは家族と決めた。ニックネームを決めるために、LINEのグループでいろいろな単語が飛び交った。「野生の心」や「野獣」など、たくさん(候補に)あった。
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ONE:シンガポールのメガジム「Evolve MMA」など海外でもトレーニングしている。
平田:上海大会の前に1、2週間行った。海外で練習したいというのがあって、これまでに3、4回トレーニングを海外でやってきた。外国人の選手のパワーが違うので、良い練習ができる。
ONE:2020年の目標は?
平田:誰とは決めていないが、いろんな選手とやってみたい。相性などがあると思うので。この人に勝ったから、この人に勝てるとかではなく、いろんな人とやってみたい。
ONE:10月の両国大会直後は2020年年末にタイトルマッチがしたいと話していた。
平田:自分の予定ではそうだが、(所属先のジム「K-Clann」の主宰)横田一則さんには「あと2年後な」と言われている。
ONE:22歳までにはベルトを獲りたいと言っていたので、それでも十分間に合う。
平田:なるべく早くできるように頑張ればできるかな、と。
フィジカルも打撃の技術も必要。2020年は海外での練習を増やそうと考えている。米国に行こうかと思っている。知人の先輩が行っているので、連れて行ってもらえる。言葉の心配はあるが、行ってしまえばどうにかなるかと思う。飛び込んでいくしかないと思っている。
ONE:格闘技以外で何か目標はあるか?
平田:あまり太らない。両国大会の後7、8キロ増えてしまった。食事の準備はいつも父がしてくれている。減量中は野菜しか出てこない。肉も食べるが、焼いてタレもあまりつけない。普段はお菓子や甘いものが好きだがそれを減らして、減量中は3食普通に食べるようにしている。
ONE:ONEアスリートに「正月太り対策」を聞く企画があるのだが。
平田:自分が逆に聞きたい。そんなに食べていないのに、試合の時と比べると今太っている…。
ONE:2019年、20歳になったが酒は飲まないのか?
平田:飲まない。遊びに行く時に少し飲むくらい。
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ONE:忙しいと思うが、息抜きは?
平田:日曜日だけ遊んでいい日にしている。喋ったり、プリクラを撮ったり、渋谷に行ったり。
ONE:年末年始の予定は?
平田:正月は毎年、会場に行って格闘技を見ている。会場に行くと刺激をもらえる。
年末は兄と、韓国・釜山に(北米の総合格闘技団体のイベント)を見に行く予定。兄が大きな会場に見に行ってみたいと言っていたので。
兄は大学4年生で、総合格闘技をしている。年明けの海外遠征も一緒についてきてもらう予定だ。