【1/31大会】MOMOTARO終盤失速、ペッダムに判定負け

ONEチャンピオンシップの元キックボクシング世界王者、ペッダム・ペッティンディーアカデミー（タイ）が、1月31日（金）の「 ONE: FIRE & FURY 」で、３ラウンドの戦いの末、MOMOTAROにマジョリティ判定で勝った。

フィリピン・マニラで行われたフライ級ムエタイマッチは僅差の勝負となった。

MOMOTAROは、試合序盤を優勢に進めた。素早いキックや出入りで、ダメージを最小限に抑えつつ、ペッダムを効果的に攻撃した。

世界ボクシング評議会（WBC）ムエタイ国際チャンピオンのMOMOTAROは、リード・レッグで外側からキックを命中させ、ジャブのクロスを見舞う。一方のペッダムは、左の肘を繰り出す。MOMOTAROは２度、完璧なタイミングでペッダムを投げた。

MOMOTAROは再び第２ラウンドでも猛攻を見せ、ペッダムを今一度キャンバスに放り投げた。

だが、ペッダムは徐々に調子を上げ、代名詞の左ミドルキックを放つ。ペッダムは、首相撲を仕掛けてMOMOTAROのスネに、肋骨に、と打撃を繰り出し続けた。

第３ラウンド、ペッダムの熟練の経験が生きる。MOMOTAROの左のジャブに合わせて、ミドルキックを的確に命中させる。

ペッダムのミドルに対し、MOMOTAROは、左ストレートを頭部とボディに見舞い、猛打を浴びせるが、ペッダムの力強い打撃を止めるには至らなかった。

試合終了のベルがなった時、両者は拮抗していたかに見えたが、判定の結果は、ペッダムに。この勝利でペッダムは戦績を95勝15敗７分とした。