【10/13大会】佐藤将光、タイトル戦線に宣戦布告へ「説得力のある勝ち方したい」
10月13日(日)、東京・両国国技館で行われる「ONE: CENTURY 世紀 」の第2部で、佐藤将光はONEチャンピオンシップでワンランク上の戦いをつかむためのパフォーマンスに挑む。
前回もすばらしい勝ち方を見せた修斗バンタム級世界チャンピオンの佐藤は、今回はハファエル・シウバ(ブラジル)を下してバンタム級のトップ戦線入りを目論む。
「ONE:WARRIORS OF LIGHT」(2019年5月)での佐藤のデビュー戦は、今年のONEチャンピオンシップで最もインパクトのあるものの1つとなった。
坂口道場とFightBase代表の佐藤は、台頭中の若手、マーク・フェアテックス・アベラルド(ニュージーランド)と対戦 。プロ戦績50戦以上のベテランの味を発揮し、序盤の猛攻をしのぐと、第2ラウンドに圧巻のフィニッシュを飾ったのである。
とはいえ、それも佐藤にとっては想定内の出来事であり、両国大会でも再び自分の戦いを見せるだけだ。
「前回はいい形で勝つことができ、ONEのファンにいい印象を持ってもらえたことと思う」と佐藤は語っている。
「トレーニングはこれまで通りに行っている。次の試合に向けて、ハードトレーニングを積んでいるところだ」
だからといって佐藤は、4対4修斗vsパンクラス王者対決マッチの一戦として行われる今回の試合が、簡単に勝てるものだとは考えていない。
シウバも、今年初めにベルトを獲得すると、すでに2度の防衛を果たし、戦績を31勝6敗としている総合格闘技のベテランなのだ。うち23勝がフィニッシュ勝利で、さらにうち15勝が一本勝ちである。佐藤も、シウバのグラウンドゲームを見くびるわけにはいかない。
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「シウバも、世界トップのバンタム級選手の一人に入ると思っている」と佐藤は言う。「とてもパワフルなグラップラーだ。トップポジションを取れば、プレッシャーのかけ方がすばらしい」
それでも佐藤は、シウバをフィニッシュできると考えている。
佐藤はすぐれたストライカーで、キックボクシングと鋭いグラウンド・アンド・パウンドを武器に、これまでのキャリアで16回のノックアウト勝利を収めている。佐藤はまた、試合が続く限りハイペースで戦い続けることができるスタミナを持った選手だ。特に第3ラウンドまでを視野に、スタンド戦で優位に立っていると感じたときの強さには定評がある。
「シウバは打撃がやや苦手で、すごく力を使う選手だから、終盤にスタミナが切れるところがある」と佐藤は述べている。
「打撃では自分の方が優位だと思うが、自分は全局面での戦いにも挑んでみたいんだ」
史上最大のマーシャルアーツ・ダブルヘッダーイベントで行われる世界チャンピオン対決は、世界中からの注目を集めることになる。
バンタム級では、ONEバンタム級世界タイトルマッチ、ビビアーノ・フェルナンデス対ケビン・ベリンゴンの4度目の対決も行われる。両者の対戦はこれが最後となる可能性が高く、新しい挑戦者の台頭が待たれるところだ。だからこそ佐藤は、今回は強い勝ち方を見せることで、トップコンテンダーとして自分の名前が挙がるようにしていきたいと考えている。
「ONEはこのイベントに多くをつぎ込んでおり、世界中からの注目を集めている。ここで説得力のある勝ち方をすることで、自分の国際的な知名度もアップすると思っているんだ」と佐藤は言う。
「ますます多くのファンの前で、ますます強い相手と戦い、これからもずっと、エキサイティングなパフォーマンスを見せ続けていきたい」
東京・両国国技館 | 10月13日 (日) 9時(朝の部)/17時(夜の部) | チケット好評発売中!!
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「ONE: CENTURY 世紀」は、さまざまな格闘技から28人の世界チャンピオンが参戦する、史上最大の世界選手権格闘技イベントだ。フルスケールの世界選手権格闘技イベント2大会が同日開催されるのも、史上初めてのことである。
複数の世界タイトル戦、世界グランプリチャンピオンシップ決勝戦3試合、そして世界チャンピオン同士の対決をふんだんに取りそろえ、ONEチャンピオンシップが東京の両国国技館で新地平を切り拓く。