【10/13大会】猿田洋祐、北方大地戦「KOかサブミッションで勝つ!」
猿田洋祐は、今年1月にONEストロー級世界タイトルを手にした時の輝きを、再び放つ。
10月13日(日)に迫った「ONE:CENTURY 世紀」の第2部で、猿田は北方大地とストロー級マッチを戦う。猿田は修斗フライ級世界王者、対する北方はパンクラスストロー級世界王者。両者の激突は、日本の総合格闘技の深淵を見せつける戦いになるだろう。
猿田は総合格闘技ジム「和術慧舟會HEARTS」に所属する32歳。彼はこの試合、いつも以上に気持ちが高ぶっているという。ONEチャンピオンシップに参戦して以降で、最もフレッシュな状態でいるからだ。
猿田はメジャー大会に参戦した時、たった4か月で3試合を戦うことになった。2018年12月のONEデビュー戦ではいきなり、元王者のアレックス・シウバ(ブラジル)と対戦して、判定勝ち。その1か月後の2019年1月には、当時のONEストロー級王者ジョシュア・パシオ(フィリピン)に挑戦し、判定の末にベルトを手にしたのだった。
だがこの2試合で厳しい戦いを強いられたため、今年年4月の「ONE:ROOTS OF HONOR」でのパシオとの再戦までに、完全に回復する時間はなかった。そして猿田は獲得したばかりのベルトを、たった3か月でパシオに奪われたのだった。
「前回の試合のパフォーマンスは、ベストには程遠かった。試合のスケジュールがタイト過ぎて、ものすごく疲れていた」
「その試合の後は、長く休みを取り、全てのケガを治すことに努めてきた」
そして彼は今、活力を取り戻した。だが北方を倒すのが容易ではないことは重々、承知だ。
北方は大阪出身の28歳。過去10回の試合のうち、負けたのは1試合のみと、波に乗っている。ノックアウトでもサブミッションでも勝てるし、15分間戦い抜いて判定に持ち込むだけのスタミナも持っている。
「北方はパンクラスの世界チャンピオン。日本の格闘家のトップの一人だ」
「バランスが取れた選手だが、打撃が重くて力強いところを一番、気を付けたい」
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だが猿田は、ONE世界王者という、まだ北方が見たことのない次元に一度は達しているのだ。
「自分の最大のアドバンテージは経験。ONEでもう3試合戦っているから」
「立ち技でも寝技でも、試合のあらゆる面で相手を圧倒して、KOかサブミッションで勝つ!」
世界最大の格闘技団体ONEの、日本でのイベントに参戦するということも、猿田にとっては負けられない要素だ。
今年3月に同じく東京・両国国技館で行われた、ONE日本初開催の大会「ONE:A NEW ERA 新時代」は出ることができなかった。だが今回は、朝の部と夜の部の2カード同日開催という、格闘技史上、最大級となるイベントだ。
猿田は北方を倒し、ONE世界王者のベルトを取り戻すための、第一歩にするつもりだ。
「東京に住んでいるからここで試合ができてうれしい。いつも支えてくれる日本のファンの前で、ベストのパフォーマンスを見せたい」
「まずはこの試合に勝って、このイベントの成功を盛り上げたい。その後はONEストロー級世界タイトルに挑戦して、ベルトを日本に取り戻したい」