【11/22大会】ONE4連勝上久保周哉「プッチは強かった」
上久保周哉が、11月22日(金)にシンガポールであった「ONE:EDGE OF GREATNESS」のバンタム級戦に出場し、ブルーノ・プッチ(ブラジル)を相手にユナニマス判定で勝利し、ONEチャンピオンシップで4連勝とした。
ブラジリアン柔術の黒帯で、世界ノーギ柔術選手権で2度優勝した実績もあるプッチと、柔道をバックボーンとする上久保のグラップラー同士の対戦で、上久保は終始優勢。開催地の名門ジム「Evolve MMA」に所属するプッチのいわば“ホーム”での堂々とした試合だった。
試合直後、会場で上久保がインタビューに応じた。
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Posted by ONE Championship on Friday, November 22, 2019
ONEチャンピオンシップ:試合前はプッチの組み技を警戒していた。プッチは強かったか?
上久保:強かった。気を抜いたら一発あるっていう怖さがずっとあった。
ONE:試合前の宣言通りフルラウンドの戦いだった。
上久保:向こうが思ったより自分の組み技を警戒してくれていた。事前に映像を見て、実力差を感じ、寝技のレッスンをつけられるんじゃないかという予想もしていた。
ONE:途中上からパンチを落とした時は、フィニッシュできるのではと思った。
上久保:スタンドから、パンチを落とすというのは、普段自分ではああいうシチュエーションはなかった。ぶっつけ本番じゃないが、試合だから出た動きだ。あそこに立ってパンチを打てば、入るんじゃないかと見えるような気がして、体が動いた。
ONE:予想と違ったことはあったか?
上久保:相手がコーナーにかかったところの組み技で、慌てていたのか、思ったより種類が少なかった。強力ではあったが。
ONE:ONE4連勝。自信がついたのでは?
上久保:まだ全然、未熟な選手だと思いながらやっているので。ブルーノ(プッチ)と戦って勝ったけれど課題も発見した。でも、楽しかった。格闘技が好きになった。そういう意味では、やって良かった試合だ。ブルーノのおかげでもある。
ONE:課題とは?
上久保:セコンドから膝打て、肘打て、パウンドを打て、という指示が聞こえてきたが、あの状態で、自分の中で、打って当たる確信がなかった。もっとああいうシチュエーションでもっと自分が攻撃に行かなければならなかった。
ONE:ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)との対戦が目標と話していた。その目標達成のためにも、乗り越えなければいけない課題か?
上久保:守る寝技じゃ絶対勝てない。寝た状態でのMMA(総合格闘技)だ。
ONE:今回の大会に出た選手と交流があったと聞いている。
上久保:去年大会が終わって10日ほど、Evolveで練習をした。その時、今回出るトロイ(ウォーゼン)も、デェダムロン(ソー·アミュアイシルチョーク)も、アレックス(シウバ)もアミール(カーン)と顔を合わせていた。今回Evolveのプッチと試合をするのがわかっていたが、「久しぶり」と挨拶をした。
ONE:シンガポールでは2018年11月の「ONE:HEART OF THE LION」以来、2度目の試合だった。
上久保:試合開始前の(プッチに向けられた)大歓声を聞き、アウェイに来たと思った。だが、シンガポールは、自分が攻めたら歓声を上げてくれる。アウェイのような、アウェイじゃないような感じだった。