【10/13大会】アウンラ・ンサンがTKOで初防衛、ベラと壮絶な打ち合い制す
10月13日(日)の「ONE:CENTURY 世紀」第2部のメインイベントで、アウンラ・ンサン(ミャンマー)はブランドン・ベラ(フィリピン)を第2ラウンドにノックアウトで下し、史上最大級の格闘技イベントの最後を締めくくった。
アウンラ・ンサンはONEミドル級とライトヘビー級の2階級の世界王者。挑戦者ベラを相手にライトヘビー級の初防衛に成功し、偉大な世界王者としての勲章を一つ増やした。
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Posted by ONE Championship on Sunday, October 13, 2019
両者は共に、母国で格闘技の象徴的な存在として絶大な人気を誇る。試合は激しい打ち合い戦となり、両国国技館のファンを大いに盛り上げた。
第1ラウンドはまず、アウンラ・ンサンが前に出て強烈なレッグキックを決めて始まった。
一方のベラは、前回の試合よりだいぶ体重を絞ってきたようだが、それでも試合場では大きく見える。カウンターを狙ってボディキックをヒットさせ、パワフルな打撃のテクニックを見せつける。
アウンラ・ンサンが危なかったのは、スリップで倒れた隙にベラが仕掛けた時だ。ベラは至近距離からヒザやパンチを繰り出すも、アウンラ・ンサンは何とか逃れて体勢を持ち直すことに成功した。
ベラはONEで参戦して以降で初めて、第2ラウンドに突入し、アウンラ・ンサンは前に出続ける。42歳のベラも手数を増やして応戦するが、一発を狙うアウンラ・ンサンはベラのパワーにもお構いなしのように見える。
そして両者は近距離からの激しい打ち合いへと進む。アウンラ・ンサンは、強烈なレッグキックでベラの両足にダメージを負わせると、さらに攻勢を仕掛け、スピニング・バックエルボーをこめかみに炸裂させた。
ベラも応戦を試みるが、アウンラ・ンサンの強烈な右フックがベラを捉え、とうとう膝から崩れ落ちる。すかさずアウンラ・ンサンが押さえ込んでパンチを連打すると、ベラは為すすべなし。たまらずレフェリーが試合を止めに入った。第2ラウンド3分23秒だった。