【10/25大会】アーセル盤石初防衛、激闘リマッチ制す
レギン・アーセル(オランダ)が圧倒的なパフォーマンスを見せ、格闘技界のレジェンドとして名を馳せるニキー・ホルツケン(オランダ)を2度目の対決でも破った。
10月25日(金)にインドネシア・ジャカルタで開かれた「ONE:DAWN OF VALOR」のコーメインイベントで、アーセルはホルツケンをユナニマス判定で下し、ONEスーパーシリーズライト級キックボクシングの世界王者の座を守った。
🤜 WHAT A REMATCH 🤛In another five-round battle between the Netherlands' 🇳🇱 best strikers, Regian "The Immortal" Eersel outstrikes Nieky "The Natural" Holzken to successfully defend the ONE Lightweight Kickboxing World Title!📺: How to watch 👉 bit.ly/ONEDAWNVALOR🏨: Book your hotel 👉 hotelplanner.com📱: Watch on the ONE Super App 👉 bit.ly/ONESuperApp🏷: Shop Official Merchandise 👉 bit.ly/ONECShop
Posted by ONE Championship on Friday, October 25, 2019
第1ラウンドは激しいキックの応酬で幕を開けた。アーセルは躍動感のある打撃を組み合わせながらホルツケンをしつこく追い回す。最初の見せ場は第1ラウンド残り30秒余り。アーセルは右ハイキックから体勢を戻した瞬間、強烈な左ストレートを繰り出してホルツケンの顔面を捉え、ノックダウンを奪う。
だがアーセルが優位に立ったのもつかの間。ホルツケンが飛び膝蹴りを皮切りに重い右フックを何度もヒットさせ、アーセルをフェンスに押し戻して反撃する。だがホルツケンはその好機でアーセルを仕留められず、ダウンが響いて第1ラウンドのスコアも奪えなかった。
挑戦者ホルツケンは第2ラウンドに入り、ボディキックを使いながら第1ラウンド終盤の勢いを維持しようとするが、アーセルは落ち着いて対応。打撃戦でリードし始める。
アーセルは第3ラウンドでも優位を保つ。強烈なパンチとキックを流れるようなコンビネーションであらゆる角度から打ち込み、対するホルツケンは防戦にまわらざるを得ない。
迎えた第4ラウンド序盤も同様の流れが続く。ホルツケンはジャブとレッグキックを当ててくるが、アーセルは冷静に対応し、より効果的で激しい打撃で返す。
形勢を逆転するために必死なホルツケンは最終ラウンド、なんとか一発を狙おうと前に出るが、アーセルの完璧なディフェンスに阻まれる。前回の対戦では試合終盤にホルツケンの激しいボディブローがアーセルをぎりぎりまで追い詰めたが、今回はアーセルのホルツケン対策が万全だった。
アーセルはなお、強烈なコンビネーションからまたコンビネーションと攻撃の手を緩めない。試合終了のゴングがなる頃には、ホルツケンは万策が尽きたように見えた。
5ラウンドに及ぶ過酷な試合の後、勝負の結果は両者の様子からも明らかだった。勝利を確信してケージ内を闊歩し雄たけびを上げるアーセルに対し、ホルツケンは早々にグローブをその手から外した。前回と同じユナニマス判定勝ちだが、内容の優劣はより明らかだった。
アーセルはこれでプロ戦歴を55勝4敗とし、ONE世界タイトルの初防衛に成功。世界一流のライト級キックボクサーとしての地位を固めた。