【11/22大会】最強タイ選手激突、ノンオーが電撃4RKO
11月22日(金)にシンガポールで開かれた「ONE:EDGE OF GREATENESS」のメインイベントでは、ONEバンタム級ムエタイ世界タイトルを賭けて2人のタイ最強選手が激突した。勝利を手にしたのはシンガポールを拠点に活動する世界王者、33歳のノンオー・ガイヤーンハーダオ。
タイの伝説的存在ノンオーは、挑戦者セーマペッチ・フェアテックスとの激闘を制し、第4ラウンドでノックアウト勝ちを決めたのだった。
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Posted by ONE Championship on Friday, November 22, 2019
第1ラウンド、両者は互角の戦いを繰り広げる。ノンオーはトレードマークの右手、右足の強打を何度も放つ。だがセーマペッチは動じない。逆にカウンターで右フックと左キックを決める。
だがノンオーが世界王者の意地を見せ、第2ラウンドにギアを上げてくる。セーマペッチは果敢に打撃の応酬に挑んだが、ノンオーがパワーに勝る。右パンチで攻め立てセーマペッチを下がらせる。
第2ラウンド残り1分を切った時、ノンオーが強烈なアッパーカットクロスを何度も炸裂させ、セーマペッチがキャンバスに倒れこむ。
セーマペッチは立ち上がるが、ノンオーが再び襲い掛かりパンチとヒジで猛攻を続ける。そして極めつけの右アッパーがセーマペッチを捉え、再びノックダウンを奪う。
セーマペッチはそれでも何とか第2ラウンドを乗り切り、第3ラウンドには回復して臨んできたように見えた。ノンオーが前に出てプレッシャーをかけるが、セーマペッチはボディキックやレッグキックでノンオーを捉える。
ノンオーはフィニッシュを狙って積極的にフックやヒジで前に出る。だがセーマペッチも強烈な右フックと左クロスのコンビネーションで応戦する。
第4ラウンド、セーマペッチは猛攻をしぎ、最も厳しい時間帯は乗り越えたかに見えた。ノンオーの強烈な足払いで倒れたものの、すぐに起き上がって左キックと左のクロスで反撃する。
だが世界王者ノンオーのパワーは決定的な差を見せつけた。どこからともなく現れたようなノンオーの右ストレートがガツンとセーマペッチを捉える。セーマペッチはキャンバスに倒れこみ「T」の字になったまま起き上がれなかった。第4ラウンド1分46秒だった。
この勝利によりノンオーは3度目の世界タイトル防衛に成功。戦績を261勝54敗1分とした。