【10/30大会】ONE: INSIDE THE MATRIXで4つの世界タイトル戦
2020年最大級の格闘技イベントの開催日が正式決定した。
10月30日 (金)、4つの世界タイトル戦が行われる「ONE: INSIDE THE MATRIX 」が開催される。
ONEチャンピオンシップのチャトリ・シットヨートン会長兼グループCEOが10月5日(月)に発表した。
BREAKING NEWS: I am super pumped to announce that ONE: Inside The Matrix will feature 4 world championship title bouts…
Posted by Chatri Sityodtong on Monday, October 5, 2020
メインイベントでは、ミドル級とライトヘビー級の2階級王者のアウンラ・ンサン(ミャンマー)が、ライニアー・デ・リダー(オランダ)を迎え、ONEミドル級世界タイトル防衛に臨む。
最後にアウンラ・ンサンがONEの舞台に登場したのは、2019年10月に東京・両国国技館で開催された「ONE: CENTURY PART II」。ONEヘビー級世界王者ブランドン・ベラ(フィリピン)を第2ラウンドでノックアウトし、ONEライトヘビー級のタイトルを獲得した。
以来、アウンラ・ンサンはデ・リダーら、トップコンテンダーとの対戦を視野に入れていた。
デ・リダーは、柔道黒帯で驚異のストライカー。戦績は12勝0敗で、5度ブラジリアン柔術の世界チャンピオンになったレアンドロ・アタイデス(ブラジル)をこの2月に倒し、タイトル挑戦の機会を得た。
「ONE: INSIDE THE MATRIX」には、ONEライト級世界チャンピオンのクリスチャン・リー(シンガポール)も登場する。
リーは、日本の格闘技のレジェンド青木真也からONEライト級世界タイトルを奪い、緊急参戦したONEライト級世界グランプリの決勝では、ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)を敗って優勝し、最高の形で2019年を締め括った。
今年2月に結婚式を挙げたばかりのリーが、初の世界タイトル防衛で迎え撃つのは、階級のトップコンテンダーのユーリ・ラピクス(モルドバ)だ。
ラピクスは、イタリア・ミラノの「チーム・ペトロシアン」で、ONEフェザー級キックボクシング世界グランプリチャンピオンのジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)と一緒にトレーニングしており、ONE参戦以来破竹の快進撃を見せてきた。
2019年5月のデビュー戦では、シャノン・ウィラチャイ(タイ)を相手に第3ラウンドTKO勝ち。2月には、ONEフェザー級世界チャンピオンのマラット・ガフロフ(ロシア)を67秒で仕留めた。
これまでラピクスは戦績を14勝0敗としている。
発表された3つ目の試合は、ONEフェザー級世界チャンピオンのマーティン・ニューイェン(ベトナム/オーストラリア)対3位コンテンダーのタン・リー(ベトナム/米国)。
ニューイェンは、2017年8月にガフロフからベルトを奪って以来、この階級で王者として君臨し続けている。2018年5月にリーとの再戦でベルトを防衛し、昨年は、元世界タイトルホルダーのナラントンガラグ・ジャダンバ(モンゴル)と2位コンテンダーの松嶋こよみをノックアウトした。
対するリーは、ノックアウト・アーティストとして知られ、2019年5月にONEにデビューして以来、ユサップ・サーデュラエフ(ロシア)、元ONEライト級世界王者の朴光哲、高橋遼伍をフィニッシュしてきた。
そして、4つ目の世界タイトルマッチは、ONE女子ストロー級世界チャンピオンのション・ジンナン(中国)対1位コンテンダーのティファニー・テオ(シンガポール)。
両者は2度目の対戦。ションは2018年1月の「ONE: KINGS OF COURAGE 」で、テオを第4ラウンドTKOで下し、初代ONE女子ストロー級のベルトを手に入れた。一方、テオは2位コンテンダーのミッシェル・ニコリニ(ブラジル)や、4位の三浦彩佳を倒し、着々とランキングの上位まで上り詰めた。
ションがストロー級の試合に出るのは、東京・両国国技館で開かれた「ONE: A NEW ERA 新時代」で、ONE女子アトム級世界チャンピオンのアンジェラ・リー(シンガポール)に第5ラウンドTKOで勝利して以来。
10月30日の「ONE: INSIDE THE MATRIX 」に関する詳細は、後日発表される予定。
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