【11/6大会】ONE: INSIDE THE MATRIX IIのフルカード発表
2020年最大のショーを終えたばかりのONEチャンピオンシップだが、すぐにイベントシリーズ「INSIDE THE MATRIX 」の第2弾をお届けする。
11月6日(金)、シンガポール・インドア・スタジアムで事前収録された「ONE: INSIDE THE MATRIX II」を配信する。
メインイベントでは、ONEウェルター級世界チャンピオンのキャムラン・アバゾフ(キルギス)が、無敗の挑戦者、ジェームズ・ナカシマ(米国)を相手に初の防衛戦を行う。
コーメインイベントは、ONEライト級世界タイトルの挑戦者決定戦。ONEライト級3位コンテンダーのピーター・バウシュト(オランダ)と、4位のティモフィ・ナシューヒン(ロシア)が対決する。
数々の大勝利を挙げた後2019年10月、アバゾフは当時のウェルター級の王者ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)に挑戦した。
アバゾフはグラップリングを駆使して、カデスタムを5ラウンドにわたって翻弄し、ユナニマス判定でONEウェルター級世界チャンピオンになった。
この金曜日、アバゾフはプロ23勝目と、ベルト防衛をかけて戦う。
だが、相手はこれまで無敗の強敵だ。
ナカシマは9連勝中だった2018年11月、ONEにデビュー。
以来、世界クラスのレスリングスキルと、「チーム・ペトロシアン」で磨いた打撃を駆使して、レイモンド・マゴメダリエフ(ロシア)、ルイス・サントス(ブラジル)、岡見勇信を圧倒し3勝した。
ナカシマは、プロ13勝目と無敗記録キープ、そしてONEウェルター級世界タイトルのベルトを目指す。
ONEウェルター級世界タイトルマッチの前には、ライト級の才能あふれるファイター同士の試合が行われる。
バウシュトは、新ONEミドル級世界チャンピオンのライニアー・デ・リダー(オランダ)と共にオランダ・ブレダ の「コンバット・ブラザーズ」に所属しており、プロ戦績は16勝4敗、フィニッシュ率は67%。
現在8連勝中で、直近では元ONEライト級世界チャンピオンのエドゥアルド・フォラヤン (フィリピン)、アントニオ・カルーソ (オーストラリア)を倒している。
こうした力強い勝利で、バウシュトはランキング3位の座を確保し、世界タイトル挑戦まであと少し、という位置につけていた。
対するナシューヒンは、ONEで話題の新星として台頭した。
プロ戦績は13勝4敗、フィニッシュ率は85%。総合力の高さ、持久力、そして強烈なノックアウトパワーで知られている。
ナシューヒンは、これまで多くの派手な勝利を挙げてきた。ロブ・リシータ(オーストラリア)を6秒でノックアウトし、フライング・ニーでフォラヤンをKOし、直近では、エディ・アルバレス(米国)を第1ラウンドTKOで下している。
現在ランキング4位のナシューヒンだが、後1つ派手なノックアウト勝利を決められれば、ONEライト級世界タイトルマッチへの切符を手にする。
「ONE: INSIDE THE MATRIX II」には、アトム級ランキング2位のメン・ボー(中国)、フライ級4位の若松佑弥、インドネシアのレスリングチャンピオンに何度もなったエコ・ロニ・サプトラも登場する。
予定されている試合は以下の通り。
ONE: INSIDE THE MATRIX IIのフルカード
- キャムラン・アバゾフ(現王者) vs. ジェームズ・ナカシマ(ONEウェルター級世界タイトルマッチ)
- ティモフィ・ナシューヒン vs. ピーター・バウシュト(ONEライト級世界タイトル挑戦者決定戦)
- キム・キュサン vs. 若松佑弥(総合格闘技–フライ級)
- エコ・ロニ・サプトラ vs. ラモン・ゴンザレス(総合格闘技–フライ級)
- プリシラ・ヘルタティ・ルンバン・ガオール vs. メン・ボー(総合格闘技– アトム級)
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