【8/27大会】DJと再戦へモラエス「米MMAのニュー・フェイスに」

Adriano Moraes Yuya Wakamatsu ONE X 1920X1280 41

アドリアーノ・モラエス(ブラジル)は、2014年に初めてONEフライ級世界タイトルを獲得して以来、アジアで有数の人気MMAファイターになった。

そして今、北米のビッグネームの一員にもなろうと意気込んでいる。

長年この階級の頂点に君臨してきたモラエスは、昨年4月の「ONE on TNT I」で、MMAの偉大なアスリートであるDJことデメトリアス・ジョンソン(米国)を初めてノックアウトした男になり、米国のファンにその計り知れない才能を見せつけた。

そして、8月27日(土)の「ONE FIGHT NIGHT 1: Moraes vs. Johnson II」でも、再びスーパースターとしての地位固めをするためチャンスを手に入れた。

同大会は、ONEチャンピオンシップとプライム・ビデオとの歴史的な初のカードで、米国とカナダで多くの視聴者を惹きつける可能性がある。このメインイベントで行われるジョンソンとの再戦を、モラエスは楽しみにしていうるようだ。

モラエスはこう語っている。

「ONEとプライム・ビデオのパートナーシップは、MMAファンや格闘技を愛するすべての人にとって素晴らしいものになると思う。自分にとっては、初めてのプライム・ビデオの配信のメインイベントで戦えることは、とても光栄だ。改めてとても感謝している」

モラエスはブラジルの首都ブラジリアで生まれ育ったが、現在は米国をホームとしている。

米フロリダ州ココナッツクリークのジム「アメリカン・トップ・チーム(ATT)」で、有数のMMAアスリートとトレーニングをしており、すでにアメリカでも知名度を獲得している。

もしジョンソンを再び倒せれば、モラエスは「チャンスの国」米国で名をあげた先達のブラジル人アスリートに続くことができると考えている。

モラエスはこう語っている。

「7年間ATTの選手としてやってきた。米国に7年間住んでいるんだ。もう第二のホームだよ。米国では歓迎してもらって、たくさんのファンがいる」

「自分はとても規律正しいMMAと柔術のアスリートで、だからこそ米国のMMAのニュー・フェイスになれると信じている。新しいチャンスをいつも求めているし、いつも神様に道を示してもらえるようお願いしている。それが神様の意思であるならば、もちろん受け入れるさ」

DJとのリマッチへ、モラエス「今度は一本勝ち」

アドリアーノ・モラエスが「米国のMMAのニューフェイス」になれるかは、シンガポール・インドア・スタジアムで行われるデメトリアス・ジョンソンとのリマッチの結果にかかっている。

ジョンソンは、昨年4月の「ONE on TNT I」で行われたONEフライ級世界タイトルマッチまでは、その輝かしいキャリアの中で一度たりともフィニッシュされたことはなかった。だが、モラエスの見事に入った膝が、米国のレジェンドであるDJは止められない、という幻想を打ち砕いた。

モラエスは「ONE FIGHT NIGHT 1: Moraes vs. Johnson II」でも再びジョンソンを仕留めようと決意している。だが、今回はタップアウトを狙うようだ。

モラエスはこうコメントしている。

「デメトリアス・ジョンソンは、とてもスマートで、タフな奴だ。この再戦には、ハングリーな状態でやってくるだろう。自分はたくさんトレーニングをしているし、アスリートとしての進化を見せたい。だから、第4ラウンドで一本勝ちできると信じているよ」

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