【12/6大会】ラマザノフ新王者、激闘5ラウンド制す
12月6日(金)にマレーシア・クアラルンプールで開かれた「ONE:MARK OF GREATNESS」のコーメインイベント。5ラウンドに及ぶ速く激しい攻防の後、25歳のダゲスタン共和国生まれのアラヴァディ・ラマザノフ(ロシア)はONEスーパーシリーズの歴史にその名を刻んだ。
ロシアの英雄ラマザノフはジャン・チェンロン(中国)をユナニマス判定で下し、ONEキックボクシングバンタム級初代世界王者に輝いた。
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Posted by ONE Championship on Friday, December 6, 2019
ラマザノフは第1ラウンド、優位を保っているように見えた。スタンスを入れ換え間合いを詰めると、ジャンの不意を突いて強烈な連打を浴びせたのだ。
21歳のジャンも前に出てプレッシャーをかけるが、何度もが空振りし、逆にカウンターを食らう。中でも絶妙なタイミングのプッシュキックは、見事にジャンを後ろに吹っ飛ばした。
第2ラウンドに入っても同様の展開が続く。ジャンは打撃を繰り出すものの当たらない。さらにラマザノフから強烈なヒザをもらうが、受け止めてさらに前に出て攻めた。
第3ラウンドは、ラマザノフがこの試合唯一のノックダウンを奪い、試合の最も重要な分岐点となった。ラマザノフは左ヒザを打つと見せかけて 前に出ると、左のジャブと右クロスの完璧なコンビネーションを決め、ジャンはをキャンバスに沈めた。
試合が再開するとラマザノフはジャンに襲いかかる。たがジャンはどんなにパンチを受けても意思の強さで耐え、反撃を試みる。
ダウンを喫したために、ジャンはスコアで遅れをとっているのはわかっていた。第4ラウンド、ジャンは意を決して飛び出していく。
ラマザノフはプッシュキックとヒザで攻撃を続ける。ジャンはKOを狙って、重いオーバーハンドを繰り出すようになる。
国際アマチュアムエタイ連盟(IFMA)のムエタイ世界王者に3度輝いたラマザノフも強烈な打撃で応える。打ち合いはラウンド終了のゴングが鳴るまで続いた。だがその頃になると、ジャンはスタミナが切れかけてきた。
第5ラウンド、ジャンのほうがエネルギッシュだった。だがラマザノフは、何度か打撃はもらうものの、大多数の攻撃は避けたりかわしたりしつつ、最後まで強打を打ち返した。
激しい5ラウンドの熱闘の後、ラマザノフはユナニマス判定で勝利し、世界王者のベルトを手にいれたのだった。