【8/16大会】グラップリングの応酬シウバが振り返るラハディアン戦
元ONEストロー級世界王者のアレックス・シウバは、「ONE: DREAMS OF GOLD」で復調の兆しを見せた。
ブラジルのサブミッションのスペシャリストであるシウバは、昨年、自らを階級の頂点に導いた技術を取り戻そうと時間を費やし、8月16日(金)タイ・バンコクのインパクト・アリーナで、ステファー・ラハディアンを相手に成果を披露することができた。
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Posted by ONE Championship on Friday, August 16, 2019
グラップリングの応酬を支配し、インドネシアの強敵相手からタップを奪う様は、まさにブラジリアン柔術の世界王者の本領だった。
階級の実力者に返り咲いたシウバは、所属するEvolveMMAがあるシンガポールに戻り、試合を振り返った。
ONE チャンピオンシップ: ONE: DREAMS OF GOLDでの勝利についての感想は?
アレックス・シウバ:この勝利は重要だ。最近の試合ではあまり調子が良くなく、勝てていなかったから。ケージの中でサブミッションで勝つのは最高の気分だ。嬉しく思っているし、次戦へのモチベーションも高まった。
ONE: バンコクでの試合はどうだったか?
シウバ:タイは自分にとってとても特別な場所。初めてそこで戦った時、ベルトを獲得して世界王者になったから。しばらく期待通りの試合ができなかったが、タイに戻ってまた勝てるように、神様が導いてくれたのかと思う。タイは、大好きだ。タイの人も大好きで、友人もたくさんいるし、特別な場所だ。
ONE: 第1Rでサブミッションを阻まれたが?
シウバ:別に驚きはしなかった。ラハディアンがいいアスリートなのは知っていたし、この試合のために一生懸命練習してきただろうから。彼も自分も似た境遇で、最近は調子がよくなかった。だから、万全の体制で来ることは予想していた。それに、彼はグラップリングが上手いから、フィニッシュを決めるのは難しいだろうと予想していた。チョークに行こうとした時は阻まれた。だから、アームバーで仕掛けようとしたら、うまくいったんだ。
ONE: なぜアームバーを?
シウバ:第1Rで背中をとった時、自分のコーナーの指示をずっと聞いていた。ラウンド終了まであと1分という声を聞いて、チョークに行こうとした。首を取ろうとしたけど、いいディフェンスをとられた。最後の30秒で腕を狙ったが、第1Rでは、取れなかった。インターバル中に、もしもう一度背中をとったら、もっとリスクをとって腕を狙おうと決めた。第2Rでは背中を取って、もっと攻撃的に腕を取りに行ったけれども、また阻まれた。だが、またコーナーから「30秒!」って声が聞こえてきて、今がやる時だと自分に言い聞かせた。アームバーのポジションを失っったとしても、何かやらなければならないって。だから、あの瞬間やると決めて、そうしたらできたんだ。
ONE: どうして試合をグラップリングで決めようとしたのか?
シウバ:この試合はグラップリングの試合になると思っていた。自分の原点に帰って、グラップリングをもっと駆使しないとって。だが、打撃も大好きだ。グラウンドでの試合に持ち込もうと思っていたが、打撃を取り入れる用意もあった。第1Rでは、あまり打撃は使わなくてよかった。テイクダウンできたから。だから第2Rでは、ストライキングを出していった。
ONE: 自分のパフォーマンスをどう評価するか?
シウバ:勝ててとても嬉しい。だが、期待通りのパフォーマンスではなかった。悪かったとも言わないが。最近の試合では調子が良くなかったから、プレッシャーを感じて緊張していた。勝たなければならないことはわかっていた。不調な時は、毎日ジムでやっていることをただやるしかない、って時もある。少し心配していたが、ポジションを確保しに行って、リスクをあまり取らないようにした。プレッシャーを感じていたし、ラハディアンもいい戦い方をしていたから。自分の心配ばかりではなく、相手がどう出るかも心配しなければならなかった。
ONE: 次の目標は?誰と戦いたいか?
シウバ:絶対、できるだけ早く戦いたい。シンガポールで11月にやりたい。ONEに頼みたいことがある。自分のホームであるシンガポールで戦わせてくれって。誰がきても、全力でいく。最初に世界王座を獲った時も含め、自分の階級でのありとあらゆる相手とやってきた。だから、新しいことに挑戦したい。まだ対戦していない相手とか。でも、誰とでも戦うつもりでいる。