【3/8 タイ大会】「ONE Fight Night 29」ムエタイ女王ロドリゲス、緊急参戦マクマナモンとV3戦へ、コーエンは負傷欠場

3月8日にタイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで開催される「ONE Fight Night 29」で、ONE女子アトム級ムエタイ世界王者のアリシア・ヘレン・ロドリゲス(ブラジル)がマリー・マクマナモン(アイルランド・英国)を挑戦者に迎え、3度目の防衛戦に挑む。マクマナモンはONE初参戦の実力者だ。
ロドリゲスは当初、シール・コーエン(イスラエル)と対戦する予定だったが、コーエンが練習中に負傷。代役として、マクマナモンの緊急参戦が決定した。
ブラジルのスーパースター、ロドリゲスは2020年にONEチャンピオンシップで華々しいデビューを果たして以来、女子アトム級ムエタイを席巻。当時の世界チャンピオンだったスタンプ・フェアテックスを撃破し女王の座に駆け上がった。
名門プーケット・ファイト・クラブに所属しタイで活動するロドリゲス。王者になった後は妊娠と第一子出産のため戦列から離れたが、2023年に復帰。当時の暫定王者ジャネット・トッドから判定勝ちを収めて、ONE女子アトム級ムエタイ統一世界王者に輝いた。
その後、2階級制覇を狙い、階級上のストロー級王座に挑戦したが失敗。昨年3月の「ONE Fight Night 20」でクリスティーナ・モラレス(スペイン)を相手に2度目の王座防衛に成功した。
直前の対戦相手変更だが、マクマナモンは決して侮れない相手だ。ロドリゲスが苦戦する可能性は十分にある。マクマナモンは、英国名門ジム「ノウズリー・アカデミー」所属の実力者。現ONEバンタム級キックボクシング世界王者のジョナサン・ハガティーと同門だ。マクマナモンは過去数年間タイトルを獲得しながら、英国トップのアトム級ムエタイファイターとしての地位を築き上げてきた。
粘り強い首相撲と無尽蔵なスタミナを持つテクニシャンのマクマナモン。手数の多い高速の攻撃で、ロドリゲスを“スタミナ勝負”という深い海の底へ引き摺り込むかもしれない。
高度なファイトIQを駆使し、強い圧力で常に相手を下がらせ、特に近距離で危険な武器を放ち続けるロドリゲス。どのような戦いでV3を達成すのか。
3月8日開催の「ONE Fight Night 29」に関するニュースについては、onefc.comをご覧ください。