【12/3大会】暫定ヘビー級王者マリキン、デ・リダーのライトヘビー級王座に挑戦
12月3日(土)の「ONE Fight Night 5」で、無敗の世界チャンピオン同士による決戦が行われることが正式決定した。
フィリピン・マニラのモール・オブ・アジア・アリーナで、暫定ONEヘビー級世界チャンピオンのアナトリー・マリキン(ロシア)は階級を落とし、2階級チャンピオンのライニアー・デ・リダー(オランダ)の有するONEライトヘビー級世界タイトルに挑戦する。
デ・リダーは、ONEミドル級とライトヘビー級の世界チャンピオンで、MMAではONEのケージ「サークル」で7連勝、世界タイトルマッチ4勝、通算戦績16勝0敗という完璧な記録を保っている。
ブラジリアン柔術と柔道の黒帯で、一級のグラップリングスキルを駆使し、元2階級王者のアウンラ・ンサン(ミャンマー)、現ウェルター級王者のキャムラン・アバゾフ(キルギス/ロシア)、元ミドル級王者のビタリー・ビグダシュ(ロシア)といった強敵を撃破してきた。
ミドル級では2度防衛を果たしているが、今回はライトヘビー級タイトルの初の防衛戦となる。
対する暫定ONEヘビー級世界チャンピオンのマリキンは、正規王者のアルジャン・ブラー(インド)との統一戦を望んでおり、9月に一度対戦が組まれたものの実現しなかったため、別のタイトルに挑戦することにした。
デ・リダーと同様、通算戦績は無敗の11勝0敗。今回はライトヘビー級に転向して2階級チャンピオンを目指す。
ONEヘビー級では暫定世界王座決定戦でキリル・グリシェンコ(ベラルーシ)をノックアウトするなど、すでに3度フィニッシュ勝利を収めている。
同大会で勝てば、複数の階級でのONE世界タイトルを保持する稀有なアスリート、という立場を手に入れることができる。
グラウンドでの戦いを得意とするデ・リダーに、フリースタイル・レスリングをバックボーンとするマリキンはどう対応するか。
またスタンドでは、デ・リダーは長身でリーチも長いが、パンチの威力はマリキンが優勢。歴史的なエキサイティングな試合になる可能性は高い。
また、「ONE Fight Night 5」では、このメインイベント以外にも立ち技競技の世界タイトルマッチ2戦が行われる。
一つ目の世界戦では、ONEフェザー級キックボクシング世界チャンピオンのスーパーボン(タイ) が、ONEフェザー級キックボクシング世界グランプリ優勝者で1位コンテンダーのチンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン / ベラルーシ)の挑戦を受ける。
さらにONEアトム級ムエタイ世界チャンピオンのアリシア・ヘレン・ロドリゲス(ブラジル)と暫定女王のジャネット・トッド(米国)が待望の統一戦に臨む。
12月3日の大会の最新ニュースは、今後もONE公式ホームページでお知らせする。