【5/28大会】アニッサ・メクセンONEデビューへ「立ち技で2冠狙う」
アニッサ・メクセン(フランス)は、世界で長年にわたってパウンド・フォー・パウンドの女子ストライカーとしてみなされていたが、ONEチャンピオンシップでその地位を固められると信じている。
5月28日(金)の「ONE: EMPOWER」で、メクセンは待望のONEデビューを迎え、マルティーヌ・ミキエレット(イタリア)とストロー級キックボクシングマッチで対戦する。
メクセンはONEのケージ「サークル」でのデビューを待ちきれない様子だ。
「ONEと契約したのは、単純に世界最高の団体だから」と、メクセンは語る。
「不安や恐怖はまったくない。正直、その逆だ。リングに戻るにあたってやる気が高まっている。うまくやりたいし、早く自分の力を見せたいと思っている」
「死守すべき地位があるので、大きなプレッシャーを感じているのは事実。けれど、一歩一歩向上して可能な限り最高のレベルに到達するために、限界まで追い込み続けている」
メクセンは、キックボクシングとムエタイの世界チャンピオンに6度輝くなど、大きな成功を収めてきたが、いまだハングリー精神は衰えていない。
それどころか、立ち技界の主要な舞台として台頭してきたONEスーパーシリーズのベルトを自身のコレクションに加えたいと、これまで以上に意欲を燃やしている。
「自分の目標ははっきりしている。ONEのキックボクシングとムエタイのベルトを獲得すること」
「時間が経てば経つほど、その意欲は大きくなる。もし勝ってベルトを持ち帰ることができれば、自分のキャリアの頂点になると思う」
「世界中を転戦して、18のタイトルを獲得したが、正直なところ、この2つ(ONEのキックボクシングとムエタイのベルト)が欠けている」
ONEはレベルの高いアスリート揃いなので、メクセンがベルトコレクションを完成させるためには、厳しい試練を乗り越えないといけない。
だが、メクセンはハイレベルな相手との対決を決して恐れず、「格闘技の本拠地」での階段を駆け上るチャンスを楽しみにしている。
デビューはストロー級マッチだが、最終的には階級を下げてアトム級でのベルトを狙う予定だ。
「(デビュー戦が)チャレンジになればと思う。正直にいうと、体重差はかなりある」
「最終的には、自分はいつも挑戦の機会に飢えていて、チャンスがあれば逃さない。驚きのパフォーマンスを見せて、その後は52.2キログラムでの次の試合にサインしたいと思っている」
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メクセンは33歳で、100勝5敗という驚異的な戦績を有しているが、その実績にもかかわらず、謙虚さを保っている。今回の対戦相手ミキエレットと自身を比べて、どこが有利か、などということについては語りたがらない。
ただ、相手が強大な敵であることを認識しており、簡単に倒せるとは思っていない。
「正直なところ、自分を前面に出すのが好きではないので、(自分のアドバンテージを)答えるのは難しいが、5月28日の試合で披露する」
「ミキエレットのことは尊敬している。彼女は強い。総合力もある。何でもできるし、パンチもうまいし、パワーもあるし、キックも上手だ」
「一生懸命練習しているし、相手をみくびっているわけじゃない。その逆だ。自分は印象に残る戦いをしないといけない。大きなミスをするわけにはいかない」
しかし、メクセンはONEアトム級キックボクシング女王のジャネット・トッド(米国)や、ONEアトム級ムエタイ女王のアリシア・ヘレン・ロドリゲス(ブラジル)の目を引くような試合をするつもりでいる。
将来的に2つのONE世界タイトルを獲得するという目標に向かって歩み出すため、デビュー戦を完璧に成功せようと努力してきた。
「5月28日はクレイジーな試合になると思う」
「絶対に勝とうと思っているし、それが自分の運命だと思うようにしている。自分はキックボクシングで生き、キックボクシングで食べているから、目標は明確。自分はそれらのベルトを獲るのにふさわしい存在だと、世界に証明すること」
「戦略を練っているので、この試合には自信がある」
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