【1/14大会】メクセン、スーパーファイトで「スタンプが本物かどうか暴く」

1月14日 （土）の「ONE Fight Night 6: Superbon vs. Allazov」でスタンプ・フェアテックス（タイ、25）を相手にするアニッサ・メクセン（フランス/アルジェリア、34）は、自身の経験が成功へと導いてくれると信じている。

タイ・バンコクのインパクト・アリーナで、両者はムエタイとMMAルールが交互に行われる歴史的な混合ルールのスーパーファイトで対戦する。

メクセンは、打撃競技では比類なき経歴の持ち主で、キックボクシングとムエタイの世界チャンピオンに7度輝き、103勝5敗という驚異的な戦績を有している。

このため、スタンプを「いい対戦相手」と認めているものの、このユニークな試合で勝利するために必要な経験を有しているのは自身だとする。

対するスタンプは、ONEでムエタイとキックボクシングの世界タイトルを獲得し、近年ではMMAアトム級のトップコンテンダーとなった。

このように3競技で活躍するスタンプだが、それでもメクセンは自身の方が上だと感じているようだ。

「（スタンプが）ONEチャンピオンシップに参戦する前に、悪いけれども、彼女は無価値だった。タイトルも名声もなく、ONEに参戦して、ONEで成長して、ONEでキャリアを築いた」

「自分は違う。自分は、目の前の対戦相手は全部排除してきた。対戦相手も選ばなかった。だから、彼女が本物の大スターかどうか、これからわかることになるだろう」

これまでのところ、メクセンはONEチャンピオンシップで圧倒的な強さで3連勝としており、その勢いを止めるのはほぼ不可能にもみえる。

今回の試合でも同等かそれ以上の成果をあげようと、早い時間にスタンプをフィニッシュしたいと燃えているようだ。

メクセンはこう話している。

「自分の目標は、彼女を100パーセントフィニッシュすること。どのラウンドでもいい、けれど、第1ラウンドでできたらいい。だから、目標は第1ラウンドでフィニッシュすること。あっという間に終わる試合になるだろう」

メクセン「柔道経験6年」グラップリングにも自信

アニッサ・メクセンとスタンプ・フェアテックスによる混合ルールのスーパーファイトが行われると発表された際、当初は多数のファンが驚いた。しかし、メクセンにとってはそれほどのサプライズではなかったようだ。

交互にムエタイとMMAルールで戦う試合だが、メクセンはこれまでMMAマッチに出場したことがない。だが、過去にこの競技の経験を有しているという。

メクセンはこう明かしている。

「2017年にMMAのトレーニングをし、その後3年間続けた。現在はトレーニングをし始めたが、スキルはいい感じだ。もう一度MMAに戻るのは少し難しかったけれども、いい感じだし、自信も感じている」

史上有数の女子ストライカーとして知られるメクセンだが、ムエタイルールのラウンドを終え、MMAルールになれば、いくつかのサプライズをお披露目することができると考えている。

スタンプは昨年のONE女子アトム級世界グランプリで優勝するなど、MMAで活躍している。しかしメクセンはグラップリング競技の経験もあるため、1月14日にはどんな局面にも対応できるように準備しているという。

メクセンはこう付け加えた。

「6年間柔道をやっていた。誰も知らないけれど、柔道のトレーニングの経験もあるし、レスリングの練習もたくさんしている。どんな局面にも対応できる」