青木真也、アルバレスに「先輩、ちょっと都合良すぎるっすよ」
ONEライト級世界チャンピオンのクリスチャン・リー (シンガポール / 米国)と、総合格闘技界のレジェンドのエディ・アルバレス(米国)が交わしたやりとりについて、多くのライト級アスリートたちに続き、ライト級2位の青木真也も考えを述べた。
ONEライト級世界チャンピオンに何度もなっている青木は、アルバレスがリーに世界タイトル挑戦を呼びかけるのを見た。リーはその要求を退け「タイトル挑戦の前に彼(アルバレス)はやるべきことがある」と、話した。
青木はこの点に関して、現ライト級王者に賛同する。
「クリスチャン・リーはチャンピオンだし、若いし将来もある」と青木は語る。
「エディ・アルバレスから(世界タイトルマッチを)やりたい、とは言えないと思う。だって勝ってないんだもん」
青木が述べたように、アルバレスは最近ONEチャンピオンシップで不運続きだ。
アルバレスは、「ONE on TNT I」で当初4位ライト級コンテンダーのユーリ・ラピクス(モルドバ)に失格負けを喫したが、その後試合はノーコンテストに。その3週間後の「ONE on TNT IV」では、ライト級3位のオク・レユン(韓国)にユナニマス判定で敗れている。
しかし、アルバレスはラピクスをノックアウト直前まで追い詰めたこと、そしてオクには勝っていたはずだと考えており、そのため世界タイトル挑戦の機会を主張している。
青木は、アルバレスに関して「先輩、ちょっと都合良すぎるっすよね、と思わないでもない」と話す。そして青木自身ですら、リーとのリマッチはもう少し先、と思っているようだ。
青木はリーにベルトを奪われた後、元ONEウェルター級世界タイトル挑戦者のジェームズ・ナカシマ(米国)や、元ライト級王者のエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)に第1ラウンドで一本勝ちするなど、4人の対戦相手を倒してきた。
そのような印象的な連勝記録や、この階級での高いステータスにも関わらず、青木自身は世界タイトルマッチの前にトップコンテンダーとの対戦が必要、と考えているようだ。
「僕の考えでは、今の状態で(世界タイトルマッチを)やりたいと言えると思う。けれども、そこでやりたいと言うと、僕の中では、説得力がないから」
「オク・レユンとかとやって、勝てば説得力があると思うが、今の状態で(世界タイトルマッチを)やりたいと言うほどずうずうしくはない」
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