【6/23大会】アルジャン・ブラー vs. アナトリー・マリキン、ONE Friday Fights 22で王座統一戦
ONEへビー級世界チャンピオンのアルジャン・ブラー(インド)と暫定王者のアナトリー・マリキン(ロシア)による王座統一戦の日時が正式に決まった。
両者は6月23日(金)にタイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで行われる「ONE Friday Fights 22」で激突する。
この王座統一戦は長い間待ち望まれていた。
マリキンは当初、2022年1月の「ONE: ONLY THE BRAVE」でブラーに挑戦する予定だったが、ブラー側が試合オファーを辞退。
その1ヶ月後の「ONE: BAD BLOOD」で、マリキンはキリル・グリシェンコ(ベラルーシ)をノックアウトし、暫定ONEヘビー級世界王者になった。
以来、両者による統一戦は組まれたが、その度に流れていた。
2022年9月の「ONE 161」ではブラーが負傷を理由に対戦を辞退。今年3月の「ONE Fight Night 8」では、編成上の都合のため試合がカードから外されていた。
そして1年半近くが経ち、ついに6月23日に待ちに待った試合が行われることになった。
ONE史上最大のヘビー級マッチ
1年半という時間は要したものの、今回のONEヘビー級世界タイトル統一戦は、それだけ待った価値がある一戦になるだろう。
ブラーは、コモンウェルスゲームのレスリング金メダリストで、2012年のロンドン五輪にはレスリングのカナダ代表として出場している。
MMA転向後は戦績を11勝1敗としており、2021年5月には初代王者ブランドン・ベラ(フィリピン)から王座を奪取。インド系初のMMA世界王者になった。
一方のマリキンは欧州グラップリング・チャンピオンで、フリースタイルレスリングで母国ロシアから「スポーツマスター」の称号を授与されている。
MMA戦績は12勝0敗、フィニッシュ率100%。さらにグリシェンコに勝って暫定王者になった後、昨年12月にはそれまで無敗だったライニアー・デ・リダー(オランダ)をノックアウトしてONEライトヘビー級世界タイトルも獲得している。
6月23日、この2人の巨人がONEチャンピオンシップ史上最大のヘビー級マッチで激突し、真の王者が誕生することになる。