【1/31大会】アシャ・ロカ、イニオン戦はパンチで勝負
1月31日(金)の「ONE: FIRE AND FURY」でアシャ・ロカ(インド)は、強敵のジナ・イニオン(フィリピン)と対戦する。ストライカー同士の一戦、決して簡単に勝てるとは思っていないが、準備は整ったと信じている。
決戦の場所は、イニオンの“ホーム”であるフィリピン・マニラ。モール・オブ・アジア・アリーナの観客が、女子アトム級のトップアスリートと見なされているイニオンを応援することは確実だ。
だが、アシャは自身にイニオンをノックアウトする力があり、そして白星を母国に持ち帰ることができると信じている。
「とてもエキサイティングな試合になるだろう。観客は相手を応援するだろうから、プレッシャーがある」と、ロカは語る。
「もし相手が負ければ、自分の国の人々は誇りに思うだろうが、フィリピンのファンたちはがっかりするだろう。彼女のホームで、彼女に勝つのは、一大事だろう」
ロカは、昨年8月の「ONE: DREAMS OF GOLD」でのスタンプ・フェアテックス戦でONEチャンピオンシップにデビュー。今回がONEで2回目の試合だ。
ロカは、スタンプ戦で貴重な教訓を得た。そして、それは今回の試合で役立つだろう。
「スタンプ・フェアテックスは強い対戦相手だった。彼女との試合を楽しんだ」と、ロカは語る。
「ONEで誰が相手でも、適切な技術とゲームプランで戦うだろう。試合の際は、相手の強みに注意する」
“ノックアウト・クイーン”の異名をとるロカは、スタンプ戦で自身のキャリア初の2分を超える試合となった。その経験を元に、試合時間が長くなっても対処できるようにトレーニングを積んで来た。
フィリピンの名門ジム「チーム・ラカイ」のスター選手である対戦相手のイニオンを研究した際、この対策は必須だと確信したのだ。
「ジナは、たくさんの強敵を打ち負かしてきた。彼女のほとんどの試合は本当に素晴らしい。彼女の試合を研究しており、強みを出させないつもりだ」
「彼女はグラウンドとスタンド、両方同じくらい強い。彼女といい試合ができるように持久力のトレーニングをたくさんしている」
ロカはイニオンのONEでの経験豊富さが有利に働くと知っている。特に、グラップリング(組み技)だ。
ロカは、マニラでの決戦を前に、寝技も磨いてきた。だが、この試合がマットに持ち込まれれば、勝ち目がないと認める。
「テイクダウンは避けるようにする。でも、寝技の練習を積んできた」
「強みであるスタンドで戦いたい。彼女の寝技は強いが、自分は得意ではないので、寝技に持ち込まれないようにする。パンチで攻撃を仕掛けていくつもりだ」
インドの国内ボクシングチャンピオンのロカの勝利への鍵は拳だ。ボクシングでは負け知らずで、総合格闘技では4試合中2試合で第1ラウンドTKO勝ちを決めている。
ロカは、簡単にフィニッシュが狙えるとは思っていないが、イニオンのウーシューのバックグラウンドを考慮に入れても、強打自慢の自身に打ち合いでは分があるとみている。
「彼女のパンチにはノックアウトする力がない。パンチを駆使して、顎を狙い、プレッシャーをかける」
「彼女は強い対戦相手なので(試合の行方を)予測するのは難しい。パンチで勝つために一生懸命頑張るが、判定まで持ち込むのではないかと思う」
マニラ|1月31日 (金) |ONE:FIRE&FURY|公式アプリで生中継(無料)|日本公式Twitter|日本公式Instagram