【12/3大会】アウンラ・ンサン「若松佑弥は世界王者になれる」
アウンラ・ンサン(ミャンマー)は、頂点に立つためには何が必要かを知っている。そして、日本の総合格闘家の若松佑弥に、その可能性を見出している。
アウンラ・ンサンは、今年6月に所属ジムの「サンフォードMMA」で共にトレーニングをした際に若松と知り合った。
フライ級3位コンテンダーの若松は、12月3日(金)の「ONE: WINTER WARRIORS」で、フー・ヨン(中国)と対戦する。
「彼は速いよ。速くて、技術的にも優れていて、とてもハングリーで、若くて、『サンフォード』にいたときにすべてを学び、吸収しようとしていた」と、アウンラ・ンサンは振り返る。
26歳の若松は、かつて2階級制覇を成し遂げたONE世界チャンピオンに強い印象を与え、ジム内での献身とジム外での好感度の高さを称賛された。
「彼はすごい。素晴らしいトレーニングパートナーだ。みんなにとって素晴らしいチームメイトだった。いいエネルギーを与えていた。彼のことが楽しみだ」
「冗談が好きで、楽天的なタイプ。チームメイト企画したペイントボール(空気銃で塗料入りのボールを発射して戦うゲーム)には行けなかったけれども、ゲーム中にTシャツを着ていなかったのは、彼だけだったそうだ。それが、彼の性格を表していると思う」
「サンフォードMMA」には、世界的な格闘家が多数所属しているが、全員が同じ方向を向いている。
ONEチャンピオンシップのマーティン・ニューイェン(ベトナム/オーストラリア)や、ブランドン・ベラ(フィリピン)、ティアル・サン(ミャンマー)も所属しており、アウンラ・ンサンは若松が階級が上の選手と練習したことが良かったのではないかと思っている。
「同じ階級、あるいはそれ以上の階級選手と一緒に練習することは、若松にとって自信になると思う」
「若松はダリオン・コールドウェルと練習していた。ティアルもそうだ。バンタム級の強い奴らだ。だから、彼は自信を持ったと思う」
ONEのフライ級はタレント揃いだが、若松はその中の新星の1人だ。
若松はそのパンチ力を駆使して4連勝中で、今年4月のランキング5位のコンテンダー、リース・マクラーレン(英国)戦は、ファイト・オブ・ザ・イヤー候補にもなった。
アウンラ・ンサンは、世界チャンピオンへの道のりが非常に厳しいことを知っているが、進化を続ける若松はまだまだ伸び続けると信じている。
「(世界チャンピオンに)なれると思うよ。若いし、成長しているし」と、アウンラ・ンサンは付け加える。
「アドリアーノ(モラエス)がその階級の王者である以上、厳しい戦いになるだろうけれど、もちろん、努力と献身があれば、どんなことでも可能になると信じてる」
「彼がどのように次のステップに進むか、ファイターとしてどのように進歩するかにかかっている」
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