【2/28大会】三浦彩佳、テオ戦へ「落ち着いて練習できている」
三浦彩佳はONEチャンピオンシップでここまで、誰にも止められないような勢いを見せてきた。2月28日(金)にシンガポールで開かれる「ONE:KING OF THE JUNGLE」で連勝を伸ばすことができれば、ONE女子ストロー級世界タイトルへの挑戦権は、三浦のものだ。
三浦はONEでの3試合全てで一本勝ちを収めてきた。シンガポール大会でティファニー・テオ(シンガポール)を撃破できれば、いよいよ世界王者ション・ジンナン(中国)に挑戦することができる。
三浦は1月の「ONE:A NEW TOMORROW」でマイラ・マザール(ブラジル)と戦ったばかり。だがテオを対峙するのにためらいはなかった。
「いつも通り落ち着いて練習できている。1月に試合があったから体は仕上がっていた。追い込みをしっかりやって、いつも通り練習している」
「(この試合に勝てばタイトル戦と聞いて)動揺した。でも今年中にやるかな、と自分では思っていたこと。最終的に戦うのはション・ジンナン選手かなと思っていて、『そこに向けてやっていこう』とトレーナーさんと話していた。覚悟を決めてしっかり練習していくしかない」
テオのキャリア唯一の敗北は、現世界王者のション戦のみ。直近の試合では、ブラジリアン柔術の世界チャンピオンに8度も輝いたミシェル・ニコリニに勝利を挙げている。最高レベルのパフォーマンスを期待できる相手と言える。
実は三浦はもともと、昨年のONEデビュー戦で、テオと戦う予定だった。だから既に、テオの試合は研究済みであり、何を警戒すべきかも分かっている。
「ボクシングのチャンピオンだと聞いている。寝技も見てはいるが、トータルで見てバランスの取れた総合格闘家だと思う」
「彼女がニコリニ選手と戦った時のように、距離を取ってずっとワンツーのコンビネーションを打ち続けてくるのではないかと思う」
三浦はONEでのここまでの3試合と同様、柔道をベースにした寝技の勝負に持ち込んでサブミッション勝ちを狙ってくるだろう。
だがテオを倒して得意の形に持っていくためには、自分自身も素早く動かなければならないとわかっている」
「ずっと動き続ける選手だから、スタミナはあるだろうと思っている。ハートも強そうだ」
「手足が長いから懐に入りやすいかなと思う。倒すしかないし、しっかりやっていけば、寝技も今までやってきたものが出せるかと思う」
三浦がテオを倒すことができたとしても、そう簡単に一本勝ちを決めることはできないだろう。テオはこれまで一度も、ギブアップをしたことがないのだ。ニコリニがきついアームバーを決めようとした時ですら、テオはギブアップしなかった。
だが柔道黒帯の三浦は、テオがこれまで経験したことがないようなスキルを備えている。さらに、得意とする寝技を披露するために、そしてこの典型的なストライカー対グラップラーの戦いを制するために、コンディションも絶好だと自信を見せる。
「前回と試合感覚が短いので、(技術的に)何かプラスされたという感じではないと思う」
「1月の試合で一度体が仕上がっていたから、そこにプラスして、スタミナがついていると思う。寝技も粘り強くなっていると思う」
テオを甘く見てはいないが、三浦は既に、勝利の後に何が待っているのかわかっている。
「できれば10月の日本大会で(ションと)タイトル戦がやりたい」
シンガポール|2月28日 (金) |ONE:KING OF THE JUNGLE|公式アプリで生中継(無料)|日本公式Twitter|日本公式Instagram