【9/3大会】フォガット「自分の強みのレスリング、メン・ボーの弱みに」
ONE女子アトム級世界グランプリ出場切符を手にしたリトゥ・フォガット(インド)は、史上最大の女子総合格闘技トーナメントに出場する他の7人のコンテンダーたちにメッセージを送りたいと意気込んでいる。
9月3日(金)の「ONE: EMPOWER」でアトム級2位のメン・ボー(中国)と準々決勝で対戦するフォガットは一歩も退く気はない。
フォガットは2月に8人制トーナメントに出場が発表されたが、グランプリの前に1度試合に出ることにし5月、ビー・ニューイェン(ベトナム / 米国)と対戦。だが、スピリット判定で敗れ、一度はトーナメント出場を取り消された。
ショックを受けながらも出場するための道を模索したフォガット。すぐさま試合内容を強化し先月、元ランカーのリン・ホーチン(中国)を圧倒して、関係者に評価され、出場権を取り戻した。
「ONE: EMPOWER」を直前に控え、フォガットがリン戦、グランプリへの出場再決定、メンとの対戦について語った。
ONEチャンピオンシップ: 5月のビー・ニューイェン戦は接戦で惜しくも負けた。それによって一度グランプリ出場を取り消されたが、そのときは何を思った?
リトゥ・フォガット: 試合が終わったとき、自分が勝つと確信していたので、レフェリーが(ニューイェンの)手を上げたとき、ショックを受けた。
自分がベストで、ONE女子アトム級世界グランプリに出る資格があると考えていたので、取り乱した。グランプリに戻るためにはどんな相手とでも戦うつもりだった。あの試合は自分が勝っていると思っていたので、結果は残念だった。
ONE: キャリア初の敗北を喫した後、見事に立ち直った。ベテランのリン・ホーチンに勝った気分は?
フォガット: リンは自分よりも経験が豊富だった。11連勝中だったし、スタンド戦も素晴らしい。あの勝利で自信がついたので、グランプリにも役立つと思う。
ONE: リンに勝てばグランプリに戻れるとわかっていた?
フォガット: グランプリに戻れるとは思っていなかったが、実力を証明したかった。100パーセントの力を出して勝った。
(グランプリ復帰の)知らせを受けて、有頂天になった。たくさんの人がいいパフォーマンスを期待してくれているので、責任感もある。自分はグランプリに相応しい、アトム級有数の選手だと証明したい。
ONE: リンは散打のスペリャリストで、打撃がうまい。次の対戦相手も同じく中国の散打のスペシャリストだ。
フォガット: (メンに関しては)新たな挑戦だと捉えているし、準備もできている。すべての対戦相手を平等に評価している。どちらも自分より経験があるので、比べたくはない。
リンは経験があるので、彼女に勝ったことで自信がついた。でも、自信過剰にはなりたくない。トレーニングに集中しているし、ゲームプランに取り組んでいるし、サークル(ONEのケージ)では、100パーセントの力を発揮したいと思う。
ONE: すでに2人の中国人ファイターを倒しているが、メンが3人目になるかもしれない。「チャイニーズ・キラー」と呼ぶ人もいるとか。
フォガット: 褒められて光栄だが、対戦相手が中国であろうと他の国の選手であろうと関係ない。彼女だって自分が立ち向かわないといけない目の前の試練だから。
メンは素晴らしいストライカーであり、多くの試合でノックアウトで勝利しているので、すでに対策はしている。彼女は、これまでとは違う“インドの雌トラ(フォガットのリングネーム)”と対戦することになるだろう。
ONE: メンの弱点はどこだと思う?
フォガット: 彼女は素晴らしいファイターだし、自分は彼女をとても尊敬している。彼女の弱点については何も言いたくないが、サークルの中で見られると思う。言いたいことは、自分の強みはレスリングであり、それが彼女にとっての弱みになるということ。
ONE: どんなふうに勝ちたいか?
フォガット: できる限り早く決着をつけたい。それも違った方法で。他のグランプリのファイターたちに覚えられるような方法でフィニッシュしたい。
ONE: 最後に、ONE女子アトム級世界グランプリでアピールしたいことは?
フォガット: ONE女子アトム級世界グランプリの全試合に勝って、インド人ファイターが1番になれると示したい。また、アトム級で最高のファイターの1人だとも証明したい。
今はメン・ボー戦に集中しているし、まずはこの挑戦を乗り越えたい。その後はグランプリのベルトを獲るためにどんな挑戦も乗り越えていくつもり。
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