バンプリーノーイKO勝利も視野、盟友ペッダムと地元参戦へ
バンプリーノーイ・ペッティンディーアカデミーは、8月16日にある「ONE:DREAMS OF GOLD」に参戦する地元タイ勢6人のうちの1人。「ONEスーパーシリーズ」無差別級ムエタイで、リアム・ノーラン(英国)と対戦する。バンコクのインパクト・アリーナに集う熱狂的な地元ファンの応援を追い風に、勝利を挙げたONEでのデビュー戦に続き、エキサイティングな試合展開を期待している。
1月に行われた「ONE:HERO’S ASCENT」で、バンプリーノーイはブラウン・ピナス (オランダ)相手に、スピードと正確性、パワーを存分に見せつけ、審判全員一致の判定勝ちでONE白星発進を遂げた。だが、プロ約200戦と、経験豊富なバンプリーノーイだが、ONEの舞台では、多少緊張し、ベストなパフォーマンスではなかったという。
しかし、今回は2戦目の上、地元開催のアドバンテージもある。世界ムエタイ評議会(WMC)でムエタイ2階級を制覇した25歳は、洗練されたムエタイ技術で試合を盛り上げようと意気込む。
「デビュー戦の時よりもプレッシャーを感じるが、ONE2度目試合で、しかもバンコクでの開催ということに興奮している」
「ホームでの試合で、移動なしというのが嬉しい。食べ物も試合への準備もいつも通りでいいから」
「タイで戦うことにモチベーションを感じている。家族も応援に来てくれる」
対する22歳のノーランは、3月のデビュー戦以来、2度目のONE参戦。英国のムエタイリーグ、Roar Combat Leagueの世界王者で、元ONEフライ級ムエタイ世界王者のジョナサン・ハガティと同じジムに所属している。
バンプリーノーイは、「ノーランは、背が高く、いい体格をしているし、技術も持っている。ボクシング技術も高い」と、分析。だが、それに対応するゲームプランも用意しているという。
「身長の高さには、足蹴りで対応できると思う。パワーを駆使して挑み、コンディションも万全に整えておくつもりだ」
「勝利のために、技術と経験を総動員する。KOの機会があれば、決めてやる。ONEでKOで勝てれば最高だ」
バンプリーノーイが、闘志を燃やしている理由はもう一つある。所属するペッティンディーアカデミーのチームメイト、ONEフライ級キックボクシング世界王者のペッダム・ペッティンディーアカデミーも「ONE: DREAMS OF GOLD」に参戦、メインイベントでイリアス・エナッシ(オランダ)を相手に初防衛に挑戦するためだ。
同日試合に向けトレーニングを共にした盟友の存在は、いい励みなった、とバンプリーノーイは語る。
「ペッダム と同じ試合に出られて嬉しい。友達と同じ試合に出るのはいいものだ」
「プレッシャーも和らげられるし、いい時間が過ごせる。自信を持って試合に挑める」
バンコク | 8月16日 (金) | 19時半(日本時間) | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)