【11/13大会】ONE: INSIDE THE MATRIX IIIのフルカード発表
バンタム級のノックアウトアーティスト同士が、強烈な打撃をぶつけ合う戦いが行われる。
11月13日(金)、元ONEバンタム級世界チャンピオンで1位コンテンダーのケビン・ベリンゴン(フィリピン)が、5位コンテンダーのジョン・リネカー(ブラジル)と「ONE: INSIDE THE MATRIX III」(シンガポールで事前収録)のメインイベントで激突する。
ベリンゴンは、ONEバンタム級の最多KO記録6、を有しており、失ったタイトル奪還に燃える。
リース・マクラーレン(オーストラリア)やアンドリュー・リオン(米国)をノックアウトしてきた33歳のベリンゴンは2018年7月、元ONEフェザー級王者のマーティン・ニューイェン(ベトナム / オーストラリア)に勝ち、ONE暫定バンタム級世界王者になった。
その4ヶ月後、ベリンゴンは階級で長年タイトルを有していたビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)を倒して、正式にONEバンタム級世界チャンピオンになった。
しかし、ベリンゴンは昨年、いくつかの不幸を出来事を経験した。まず、2019年3月に行われたフェルナンデスとの3戦目の対決で、エルボーの反則が原因で失格となり、結果的にベルトを譲り渡した。その後2019年10月の再戦で、ベリンゴンは一本負けを喫した。
そして現在、今年初の試合で、ベリンゴンは雪辱を期し、プロ21勝目を目指し、タイトル奪還へ再び歩み始めたいと思っている。
だが、今回の対戦相手は、強敵のリネカーだ。
プロ戦績32勝9敗のリネカーは、2019年10月にONEにデビュー。その夜、インドネシア・ジャカルタで行われた試合では、パワフルな打撃を駆使して、超絶タフなムイン・ガフロフ(タジキスタン)を追い詰め、ユナニマス判定で勝利した。
30歳のリネカーは、その強烈なデビュー戦に続き、ハイライト級の勝利を挙げて、ONE公式アスリートランキングで、ベリンゴンを飛び越えたいと思っている。
「ONE: INSIDE THE MATRIX III」では、他にもベリンゴンの「チームラカイ」のチームメイトである元ONEフライ級世界チャンピオンのジェへ・ユスターキオ (フィリピン)も登場する。
前回のONEでの試合は2019年11月で、長年のライバルだったトニ・タウル(フィンランド)をスピニングバックキックでノックアウトした。
コーメインイベントでユスターキオは、4連勝中の韓国の総合格闘技チャンピオンのソン・ミンジョンと対決する。
さらに、「ONE: INSIDE THE MATRIX III」には、日本から手塚裕之、箕輪ひろばも参戦する。
また、ADCC世界チャンピオンに2度なったユーリ・サイモス
(ブラジル)や、リト・アディワン(フィリピン)も登場する。
予定されている試合は以下の通り。
ONE: INSIDE THE MATRIX IIIのフルカード
- ジョン・リネカー vs. ケビン・ベリンゴン (総合格闘技– バンタム級)
- ジェへ・ユスターキオ vs. ソン・ミンジョン (総合格闘技 – 64-kgキャッチウェイト)
- 手塚裕之 vs. ムラド・ラマザノフ (総合格闘技 – ウェルター級)
- ファン・ロン vs. ユーリ・シモエス (総合格闘技 – ミドル級)
- リト・アディワン vs. 箕輪ひろば (総合格闘技 – ストロー級)
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