【2/11、3/26大会】ONE: BAD BLOODとONE X、チャトリ会長が詳細発表
ONEチャンピオンシップの今後のライブイベントで、数々のビッグな試合が正式に発表された。
1月12日(水)、ONEチャンピオンシップのチャトリ・シットヨートン会長兼グループCEOは、総合格闘技専門動画コンテンツ「The MMA Hour with Ariel Helwani」に出演し、今後の大会「ONE: BAD BLOOD」とONEの10周年記念イベント「ONE X」の日程と、これらの大会で行われるビッグマッチについて明らかにした。
「ONE: BAD BLOOD」は2月11日(金)に生中継される。「ONE X」は3月26日(土)に変更された。
2月11日(金)の「ONE: BAD BLOOD」のメインイベントでは、ONEバンタム級世界チャンピオンのビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)と1位コンテンダーのジョン・リネカー(ブラジル)との待望の対決が実現する。
フェルナンデスは、2013年のONEデビュー以来バンタム級総合格闘技で圧倒的な存在となってきた。その鉄の拳で階級を支配し、11度のタイトル防衛に成功。ONE史上最も支配的な世界チャンピオンとなっている。
対するリネカーはムイン・ガフロフ(タジキスタン)を倒し、さらに元バンタム級王者のケビン・ベリンゴン(フィリピン)とトロイ・ウォーゼン(米国)をノックアウトするなど、3連勝中だ。
この試合は当初、2021年12月に予定されていた「ONE X」で行われるはずだったが、イベントと日程が変更された。
3月26日(土)の「ONE X」については、チャトリ会長は注目の3試合が行われると述べた。
当初の発表通り、この記念大会ではMMAのレジェンドのデメトリアス・ジョンソン(米国)とONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのロッタン・ジットムアンノン(タイ)が対決。ムエタイと総合格闘技のルールを交互に使い、3分・4ラウンドという特別ルールのスーパーファイトが行われる。
さらに「ONE X」では、ONE女子アトム級世界チャンピオンのアンジェラ・リー(シンガポール)が復帰し、1位コンテンダーでONE女子アトム級世界グランプリ優勝者のスタンプ・フェアテックス(タイ)を迎えて防衛戦を行う。
2019年10月にストロー級女王のション・ジンナン(中国)を破ってちょうど1年後にリーは第1子妊娠を発表し、しばらく試合から遠ざかっていた。しかしその間、アトム級の次なる挑戦者を探すために、歴史的なグランプリが行われた。
トーナメントでは、元ONEアトム級キックボクシング・ムエタイ世界チャンピオンのスタンプは、準々決勝でアリヨナ・ラソヒナ(ウクライナ)を破り、総合格闘技での唯一の黒星をつけられた相手にリベンジ。準決勝ではジュリー・メザバルバ(ブラジル)を倒し、決勝ではレスリングのスターのリトゥ・フォガット(インド)を衝撃的なサブミッションで下し、銀色のベルトと、リーへの挑戦権を手にした。
スタンプがリーを倒して、MMAのタイトルを獲得すれば、スタンプはONE史上初の3競技世界チャンピオンになる。
さらにチャトリ会長は、ONEフライ級世界チャンピオンのアドリアーノ・モラエス(ブラジル)が、急成長中のランキング2位のコンテンダー若松佑弥を相手に防衛戦を行うと述べた。
モラエスは、長い間アジアで活躍する最高の総合格闘家とされ、2021年4月にはジョンソンをノックアウトした唯一のアスリートとなった。
対する若松は、元タイトルホルダーのジェヘ・ユスターキオ(フィリピン)や5位のリース・マクラーレン(英国)に大勝し、5連勝中。
「ONE: BAD BLOOD」と「ONE X」については今後もONE公式ホームページで最新ニュースをお届けする。
Read more: 【1/14大会】 ONE: HEAVY HITTERS を見るべき5つの理由