王者リーとアルバレスがSNSで応酬
ONEチャンピオンシップのライト級総合格闘技は、タレント揃いだが、誰もが王者のクリスチャン・リー (シンガポール / 米国)を狙っている。
米国のレジェンド、エディ・アルバレスもその1人。だが、最近のインタビューでリーは自身のタイトル挑戦の可能性を否定したのがアルバレスは気に入らなかったようだ。
「ONE on TNT II」でティモフィ・ナシューヒン(ロシア)を第1ラウンドTKOで下し、王座を防衛したリーは、アルバレスのONEでのジェットコースターのような戦いぶりを指摘し、ベルトに挑戦する前に、ランキングを上げる必要があると指摘した。
「良いマッチアップだと思うので、戦いたいけれど、タイトル挑戦の前に彼はやるべきことがある」と、リーはアルバレスについて語っている。
アルバレスは元ONEライト級世界チャンピオンのエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)や論争を呼んだユーリ・ラピクス(モルドバ)戦、そして「ONE on TNT IV」でのオク・レユン(韓国)を相手に喫した判定負けに言及しながら、反論。
アルバレスは、ラピクス戦で一時は反則負けとなったが、後にノーコンテストとされた。さらに、アルバレスは、オクとの接戦では勝っていたはずだと主張している。
「もし、プロモーションがお前が自分を倒せると思っているなら、試合はすでに組まれていたはずだ。自分が望めばいつだってお前をフィニッシュできる」と、アルバレスはリーに返信した。
リーと何度も総合格闘技の世界チャンピオンになったことがあるアルバレスが対決すれば、スタイル的には壮大な戦いとなるだろう。しかし、いつ実現するのか、そもそも実現するかどうかは不明だ。
今のところは、リーは他のライト級コンテンダー、もしくはウェルター級の世界王者のキャムラン・アバゾフ(キルギス)とのスーパーファイトの可能性に目を向けている。だが、アルバレスの経歴を考慮すれば、一勝すればすぐにでも世界タイトル挑戦者候補に返り咲くこともできるだろう。
もしリーとアルバレスが対戦することがあれば、将来的にこうした言葉の応酬は壮大な戦いのスパイスになるかもしれない。
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