アルバレスは年齢で焦り?王者リーが指摘
ONEライト級世界王者のクリスチャン・リー (シンガポール / 米国)は、エディ・アルバレス(米国)が世界タイトル挑戦をするには、まだ十分な成果をあげていない、ということを最近指摘した。
37歳のアルバレスはソーシャル・メディアで世界タイトル挑戦を訴え続けてきたが、リーはその行動の理由には年齢があるのでは、と示唆している。
「エディにとっては時間との戦いだ」と、リーは語る。
「彼は歳をとっている。ONEチャンピオンシップで連敗しているけれど、すごくタイトルに挑戦したがっている。ONEチャンピオンシップがタイトル挑戦の機会を提供してくれればと、何でもやって騒ぎを大きくして、たくさんの人に応援してもらおうとしているんだと思う」
アルバレスは2018年10月にONEと契約して以来、世界の3大総合格闘技団体すべてでライト級世界王座を獲得した初のアスリートになる、という歴史的偉業に向かって歩み続けてきた。
アルバレスは、これまでUFCとベラトールでベルトを獲得したが、ONEチャンピオンシップでは、浮き沈みが激しい。
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)に一本勝ちをした後、4位ライト級コンテンダーのユーリ・ラピクス(モルドバ)戦はノーコンテストに(元は反則負けだった)。そして今年4月には、3位のオク・レユン(韓国)に僅差で判定負けを喫した。
だが、アルバレスはラピクス戦ではノックアウト直前まで行っており、オク戦では勝っていたはずで、これらの結果を元に、ランキング上位に食い込めると信じている。
一方のリーは、アルバレスが今すぐ世界タイトルマッチの機会を得るべきではないと考えているが、リー自身はこれまでに挑戦の機会が訪れれば、必ず受けてきた。
たとえば、リーは3週間前オファーを受けてONEライト級世界グランプリ決勝に出場、ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)にユナニマス判定で勝利した。この時は、偶然にも負傷したアルバレスの代理出場だった。
このことを考えれば、ONEのマッチメーカーの判断次第では、リーはアルバレスを相手にベルトを防衛することも厭わないだろう。
「どんな戦いでも組まれればいつだって受ける」と、リーは話す。
「エディと戦うことが、どう理にかなっているかはわからない。けれども、ONEが実現させたいというなら、自分は一度も試合を断ったことがない」
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