【9/24大会】王者クリスチャン・リー「オク戦は第1ラウンドで終わる」
ONEライト級世界チャンピオンのクリスチャン・リー(シンガポール / 米国)は、ベルトを狙う挑戦者を次々と倒し、地球上で最も偉大な総合格闘家であることを証明したいと考えている。
「自分がONEチャンピオンシップで、そして世界で、最高のファイターだと信じているし、どんな相手でもそれを証明したいと思っている」と、23歳のリーは語る。
9月24日(金)の「ONE: REVOLUTION」では、ランキング3位コンテンダー、オク・レユン(韓国)を迎え、ベルト防衛に臨む。
「3度目の世界タイトル(防衛戦)に向けて、自分が世界最高のライト級であることを証明するのを楽しみにしている」
「トップ5の中でまだ戦っていないのは、オク・レユンだけ。自分がトップ5を一掃すれば、また次々とコンテンダーが現れてくるだろう」
だからと言って、オクを侮っているわけではない。リーは常にランキングを駆け上ってくるアスリートに目を光らせており、「ONE on TNT III」でONEデビューしたオクのマラット・ガフロフ(ロシア)戦を見ていた。
オクは、元ONEフェザー級世界チャンピオンのガフロフに圧勝。「ONE on TNT IV」では、総合格闘技界のレジェンドであるエディ・アルバレス(米国)をユナニマス判定で敗ってタイトル挑戦権を獲得した。
「オクがマラットと戦う前、自分は彼のことを知らなかった。けれども、あの試合を見て注目した」と、リーは振り返る。
「ライト級に新しいコンテンダーが現れたら、自然と注目する。それであの試合を見ていて、彼は見事に相手を倒した」
「彼は間違いなくタイトル挑戦権を獲得するためにいい仕事をした。だからそのことは認めている」
オクはこれらの2試合で巧みな打撃と優れたテイクダウン・ディフェンスを駆使して、ハイレベルな対戦相手を倒した。
リーはすでにこれらの試合のテープを見てオクの強みを把握し、世界タイトルマッチでの挑戦に備えている。
「オクとの対戦で気をつけるのは、彼の間合いとフットワークだ」とリーは語る。
「彼が成功している理由は、ライト級では長身のファイターだから。だから対戦相手よりもリーチが長くて、出し抜くことができる。自分が戦う時は、ケージを横切って彼のフットワークを潰そうと考えている」
オクは、リーを出し抜くために適した技術のコンビネーションを持っていると仄めかしたが、リーはそれは的外れだと考えている。
リーはどんな間合いでも戦えるスキルを有しており、この点はこれまでの挑戦者にとって永遠の課題になっている。常に試合を研究しているリーは、勝利のパターンを多く有しているため、自分の方が有利だと話す。
「自分のスタイルに完璧にマッチする相手はいないだろう。自分は壁にぶち当たったら、次にどこに行くかという選択肢をいつも持っているから」
「だからオクが自分のテイクダウンを止めたいなら、自分は打撃でいく。もし彼が打撃で行きたいなら、自分は彼をテイクダウンするさ。何が出てきても応じられる」
リーはオクの脅威を認めつつも、早い時間で倒せるという自信を持っている。これまでにタイトルに挑戦してきたトップコンテンダーのティモフィ・ナシューヒン(ロシア)や、ユーリ・ラピクス(モルドバ)を第1ラウンドでTKOで退けたように。
オクのようなタフな挑戦者が有する危険な要素について、リーは油断せずにシャープに正確に戦おうと考えている。
「彼はこれまで以上にハングリーにかかってきて、いい試合ができると思う。だから自分もハードにトレーニングして準備をしたい」
「自分の考えでは、優れたグラップラーがストライカーをテイクダウンしてサブミットするには、相手の分野に入って、相手が得意とする分野で打ち負かし、(グラウンドに)戦いを持ち込むことが大切だ」
「この試合は第1ラウンドで終わると思っている。オクをスタンド戦で痛めつけてからテイクダウンして、一本勝ちする」
Read more: 【9/24大会】世界タイトル戦3つ!ONE: REVOLUTION