ダビッド・キリアがONEと契約、フェザー級で参戦へ
ジョージアのスーパースター、ダビッド・キリアがONEスーパーシリーズに参戦する。
強烈な打撃の持ち主であるキックボクサーであるキリアは、ONEチャンピオンシップの立ち技シリーズのフェザー級マッチに出場するための契約を正式に結んだ。
キリアは32歳で、芦原会館空手の使い手。35勝14敗のプロ戦績で、これまで中国のキックボクシング団体のクンルン・ファイト・ワールド・マックス・トーナメントや、カンフー・ワールドカップ(KFWC)サバット世界選手権などを制してきた。
14年のプロキャリアの中で、アンディ・リスティ、マーセル・グローエンハート、ケム・シッソーンピーノーンといったビッグネームとも対戦し、勝利を挙げてきた。
キリアの強みは、ガツンと脳味噌に響くようなパンチと、多様なキック。
その武器を駆使して、強豪がひしめくONEのフェザー級の中で、以前対戦したこともあるONEアスリートのシッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)、タイフン・オズカン(トルコ)、スーパーボン(タイ)らと、空位のONEフェザー級キックボクシング世界王者の座を目指す。
世界チャンピオンになるためには、ONEフェザー級キックボクシング世界グランプリチャンピオンのジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)や、ヨドサンクライ・IWE・フェアテックス(タイ)、ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー(タイ)などの、世界級のライバルたちは避けては通れない。
キリアのONEデビュー戦はまだ決まっていないが、近い将来2020年の大会が再開した際にはすぐにでも格闘技の本拠地でインパクトがある戦いぶりを見せてくれることだろう。
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