【6/3大会】DJ、和田竜光vs.アクメトフ「素晴らしいマッチアップ」

Adriano Moraes Demetrious Johnson ONE on TNT I 12

フライ級MMA史上最強のアスリートとされるDJことデメトリアス・ジョンソン(米国)は、6月3日(金)にシンガポールで行われる大会「ONE 158: Tawanchai vs. Larsen」の、この階級の重要な一戦を注視している。

同大会では、2位コンテンダーのカイラット・アクメトフ(カザフスタン)と日本のベテランの和田竜光が対戦する。

勝者はフライ級王座への次期挑戦者となるか、1位のジョンソンの対戦相手となるかもしれない。

いずれにせよ、ジョンソンはこの試合を見るのを楽しみにしているようだ。

ジョンソンはONEチャンピオンシップにこう語っている。

「素晴らしいマッチアップだと思う。和田は長身で、ボクシングがすごい。長い間この業界にいる。彼はたしかDEEPのチャンピオンだったと思う。素晴らしいスキルセットを持っているし、とてもタフだ」

「(アクメトフとは)戦ったことがないが、彼は昔チャンピオンだった。(現フライ級王者の)アドリアーノ・モラエスとは2度やっている。いい試合になると思う。カイラット・アクメトフは、レスリングで優位に立つと思う。ゲームプランを実行することができるんじゃないか」

ジョンソンは2019年8月のONEフライ級世界グランプリ準々決勝で和田と対戦。序盤には苦戦する場面もあったが、最後はユナニマス判定で勝ち星を挙げた。

アクメトフとは対戦したことはないが、一級のフライ級アスリートを相手に繰り広げた傑出した試合を見て感銘を受けたという。

ジョンソンはこのフライ級マッチは、接戦になると思っているのかもしれない。

ジョンソンはこう話している。

「言ったように、誰が戦うかということだ。どちらもいい選手だと思うから、予想はしない。予想をするのは、選手の技量が確かで、明らかに対戦相手よりも優れていると思った時だけだ」

とはいえ、ジョンソンはアクメトフが素晴らしいパフォーマンスを再び披露する可能性は否定せず、さらにいずれは対戦することがあっても不思議ではないという。

ジョンソンはこうコメントしている。

「彼は全員倒してきた(4位の)ダニー・キンガッドも。アドリアーノ(モラエス)も倒した。正直、いつか大会で、自分たちのどちらかが負けることになるだろう」

「彼も自分も健康であり続ければ、対戦することになるだろう。彼がチャンピオンであろうと、自分がチャンピオンであろうと、ただのコンテンダーとして戦っていようと、自分たちは、いつか戦うことになると思う」

DJ「彼はすごい」、アンドラージを絶賛

この金曜日の「ONE 158」では、デメトリアス・ジョンソンが注目している試合がもう一つある。

4位バンタム級コンテンダーのファブリシオ・アンドラージ(ブラジル)と2位のクォン・ウォンイル(韓国)による最後から2番目の一戦だ。

公式な世界タイトル挑戦者決定戦ではないものの、勝者は新たにONEバンタム級世界チャンピオンになったジョン・リネカー(ブラジル)と対戦する可能性もある。

特にジョンソンは、6連勝中でうち4フィニッシュとしている24歳のアンドラージに感銘を受けているようだ。

ジョンソンはアンドラージについてこう語った。

「(勝者は)世界タイトルマッチに出場できるだろう」

「(アンドラージ)はすごいと思う。この階級にとって素晴らしい選手だと思う。長身で、デカくて、爆発力がある。距離のことを理解している。彼のことは好きだし、フットワークが早くてジョン・リネカーとはいい試合をすると思う。ブラジリアン柔術も得意だと思う」

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