【12/6大会】デニス・ザンボアンガ「ジヒンの打撃試してみたい」
デニス・ザンボアンガ(フィリピン)のONEチャンピオンシップデビュー戦は、考え得る限り最も厳しい試練の一つと言えるだろう。だがここまで無敗を誇るザンボアンガは、望み通りの結果を得るために必要なものは既に備えてると信じている。
12月6日(金)にマレーシア・クアラルンプールで開かれる「ONE:MARK OF GREATNESS」で、22歳のザンボアンガは地元のヒーロー、ジヒン・ラズワンと対戦する。
会場を埋め尽くす観客のほとんどはジヒンのメジャー大会5勝目を応援しているかもしれない。ザンボアンガはONEでは新人だが、これまでに5勝のうち4勝をフィニッシュで挙げている。目の前の挑戦に臨む実績も準備も十分だと確信している。
これはザンボアンガがキャリアをスタートさせたばかりの頃、ONEからのオファーを断った時とは非常に対照的だ。
「ちょうど20歳の時にONEから連絡をもらった。だけどその時は十分なトレーニングと経験もなかった」
「今は本当に準備ができているように感じる」
試合経験を積み、スキルをレベルアップした結果、彼女の考え方は完全に変わった。
ザンボアンガは特にこの半年の間に飛躍的な成長を遂げた。総合格闘家としてフルタイムで従事し始め、さらに故郷を離れタイの格闘技ジム「Fairtex」に入門したのだ。
新しいジムの施設は、それまでよりも遥かに素晴らしかった。さらにトップクラスのコーチや選手に囲まれてスキルを磨くことができた。友人であり2種目でONE世界王者のタイトルを持つスタンプ・フェアテックス(タイ)もその一人だ。
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「強くなったように感じるし、自分の体の変化がわかる。とてもレベルの高いスパーリング相手やコーチがいるから、以前より自信がついた」
「打撃がかなり良くなったと思う。レスリングチャンピオンのコーチとブラジリアン柔術黒帯のコーチのおかげで、レスリングもよくなった」
ザンボアンガは今回の対戦相手の研究にも多くの時間を費やしてきた。ジヒンを非常に尊敬しているし、憧れてもいる。
だが試合に関しては、ジヒンの弱点となり得る要素を見つけたと思っているし、理想的なパートナーと攻撃プランの準備に取り組んできた。
「ジヒンはとてもバランスが良く、左利きだ。これまで左利きの選手とは戦ったことがない」
「彼女はムエタイのチャンピオンであり、柔術のチャンピオンであり、紫帯も持っている。でも私はレスリングで立ち向かえると思う。彼女は非常に攻撃的だから、その攻撃を和らげることが重要」
「ここで時々ジェニー・ファン(台湾)とトレーニングしている。彼女はジヒンと対戦したことがあるから、いろいろ教えてもらった」
「ファンは柔術の紫帯で、ジヒンにユナニマス判定勝ちしている。レスリングと柔術は、たとえ私が青帯だとしても、ジヒンにとっては試練になるだろう」
最も現実的な勝ち方はグラウンドゲームに持ち込むことだと感じているが、ザンボアンガはウーシュー王者のジヒンを相手に接近戦に臨むことも恐れてはいない。
ザンボアンガはムエタイの本拠地タイで、世界最高レベルの打撃コーチと共にトレーニングを積んできた。彼女はキャリア3度目のノックアウト勝ちを収め、女子アトム級の世界タイトルを巡る争いに割って入りたいと思っている。
「ジヒンと自分は互角だと思う。彼女の打撃を本当に試してみたい」
「彼女は打撃に自信を持っていると思う。しかもスタンプと試合がしたいと言っている。でもその前にまず、私を倒していかないとね」
クアラルンプール | 12月6日 (金) | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)