【12/5大会】「ONE X」DJ対ロッタンに世界タイトルマッチ2戦
設立10周年を迎えるONEチャンピオンシップは、この節目を記念する史上最大のファイトカードを用意した。
世界最大の格闘技団体は12月5日(日)に「ONE X」を開催すると発表した。チャトリ・シットヨートンONE会長兼CEOがこの水曜日、「The MMA Hour」にホストのアリエル・ヘルワニと出演した際、このイベントで3つのビッグなマッチアップを行うと明かした。
うち1つ目は、ストライキングのスーパースター、ロッタン・ジットムアンノン(タイ)と、総合格闘技史上最高のアスリートと名高いデメトリアス・ジョンソン(米国)の革新的な4ラウンドフライ級ムエタイ&MMAハイブリッドマッチ。
ロッタンは、2018年9月のONEデビュー以来、負けなし。ONEの舞台で立ち技10戦をこなし、ONEフライ級ムエタイ世界タイトルを獲得し、フライ級キックボクシングの1位コンテンダーにもなった。
究極の目標は、初の3競技ONE世界チャンピオンのロッタン。この試合では、4オンスグローブを着用し、最高の総合格闘家を相手にグラップリングが試されることだろう。
ジョンソンは、何年にもわたって史上最高の称号をキープしているが、それは当然だ。2018年10月にONEと契約したとき、すでに北米で12度のMMA世界チャンピオンに輝いていた。
その後、2019年のONEフライ級ワールドグランプリでは3人のトップアスリートを敗って優勝。しかし、しかし、この4月に同階級の王者であるアドリアーノ・モラエス(ブラジル)にキャリア初のノックアウト負けを喫した。
再び世界タイトル戦線に復帰するための道を探るジョンソンだが、その前にこの唯一無二の戦いでロッタンとONEのケージ「サークル」で対峙する。
また「ONE X」では、ONEバンタム級世界チャンピオンのビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)が久々に登場。1位コンテンダーのジョン・リネカー(ブラジル)を迎えてベルト防衛に臨む。
フェルナンデスは、ONEでの9年間の間に、11の世界タイトルを獲得し、史上最も支配的なONE世界チャンピオンとしての地位を確立した。
しかし、リネカーは、同胞のブラジル人を王座から引きずり下ろすことができると信じている。
バンタム級のトップランカーであるリネカーは、世界最大の格闘技組織に参戦して以来、ムイン・ガフロフ(タジキスタン)を倒し、元王者のケビン・ベリンゴン(フィリピン)にノックアウト勝ちし、今年初めの「ONE on TNT」イベントシリーズでもトロイ・ウォーゼン(米国)を相手に同じような活躍を見せた。
両者とも闘志を燃やしており、ファンには火花の飛び散るような戦いを期待できる。
さらに、ONEフェザー級世界チャンピオンのタン・リー(ベトナム / 米国)が待ちに待った初の防衛戦を行う。
ノックアウト・アーティストのリーは、昨年10月に元2階級王者のマーティン・ニューイェン(ベトナム/オーストラリア)を倒してベルトを獲得。怪我から回復した今、挑戦者のゲイリー・トノン(米国)を迎え撃つ。
何度もBJJノーギ世界チャンピオンに輝いたトノンは、その精巧なサブミッション技術を総合格闘技で生かし、6勝0敗のパーフェクトな成績を収めている。
ストライカー対グラップラーの対決、自分の土俵に引きずり込んだアスリートがベルトを手にして「サークル」を後にすることになるだろう。
「ONE X」の最新ニュースについては、今後もONE公式ホームページでお知らせする。
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