【4/8大会】アルバレス「自分が最高のライト級、証明する」
米国のゴールデンタイムで放映されるONEチャンピオンシップの大会「ONE on TNT I」でエディ・アルバレス(米国)が、その輝かしいキャリアを引っ提げて、再び舞台の中心に戻ってくる。
日本時間の4月8日(木)に行われる試合のコーメインイベントで対戦する相手は、2位コンテンダーのユーリ・ラピクス(モルドバ)。
アルバレスは、ONEと契約した時、何か大きな動きの一部になりたいと思っていた。具体的には、ONEを北米で有名にすることだ。
そして今、アルバレスはイベントシリーズ「TNT」で、ONEを北米でお披露目する機会を得たことに興奮している。
「何よりも、米国のオーディエンスに、ONEチャンピオンシップがどれだけ強くてパワフルかを見せつけたい」と、アルバレスは語る。
「アジアでONEのショーを見て、アジアでONEに参戦した後、北米に上陸して、爆発的に人気を得るのは時間の問題だと思っていた。米国でのONEチャンピオンシップの始まりに参加できることを嬉しく思っている」
「今の自分にとって、この試合の意味は大きい。自分が思った通りになっていることだから」
20年近く世界中の総合格闘技シーンで経験を積んできた37歳のアルバレスは、ONEチャンピオンシップにはタレントが溢れていることを知っていた。
その思いはONEのケージ「サークル」に入ってさらに強まった。アルバレスは、現在3位コンテンダーのティモフィ・ナシューヒン(ロシア)と「ONE: A NEW ERA 新時代」に屈し、黒星デビューとなった。そして、「ONE:DAWN OF HEROES」で元ONEライト級世界王者のエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)と対戦し、逆境を乗り越えて勝利を収めた。
こうした経験を踏まえ、アルバレスは米国のファンに、才能に国境はなく、世界中から集まっていることを伝えたいと思っている。
「世界最高のファイターは、ダゲスタンの丘陵地帯やブラジルのジャングル、あるいはアメリカのNCAAレスリングのマット上にいる」
「新進気鋭の格闘家やチャンピオンの多くは、ほとんど無名で、まだ発見されておらず、市場にも出ていない。だから、ONEの才能のレベルの高さには驚かないし、これからのチャレンジを楽しみにしている」
4月8日のコーメインイベントで、アルバレスはそのような輝かしいタレントの1人、ラピクスと対戦する。ラピクスはモルドバ生まれのグラップラーで、イタリアの有名な「チーム・ペトロシアン」で打撃を磨いてきた。
ストイックなラピクスは、100%のフィニッシュ率を誇り、これまでのキャリアの15試合で、1ラウンドを超えて戦ったのは1度きり。パンチには強力なKOパワーがあり、優れた寝技スキルの持ち主だ。
このような相手に対し、アルバレスはこれまでの全経験を生かす必要がある。総合格闘技で何度も世界チャンピオンになったアルバレスは、この25歳のアスリートに油断をせず、試合開始のゴングから、ハイペースで攻撃を仕掛けていくことだろう。
「経験が浅いということは、それだけで力になることがある。思慮や過去の経験がないため、考えすぎずに高いレベルで戦うことができるから。しかし、欠点もある」
「そこを試して、弱みを突くのを楽しみにしている。そして最終的には、高いレベルでパフォーマンスし、なぜ自分が最高のライト級ファイターなのか、そしてどうして自分が世界タイトルに相応しいかを示したいと思う。これが自分の仕事だ。敵を倒すさ」
さらに、アルバレスはONE以外の世界最大のプロモーションを制覇した経験もある。
アルバレスはラピクスを倒し、「ONE on TNT II」のメインイベントで行われる現ONEライト級世界チャンピオンのクリスチャン・リー(シンガポール)対ナシューヒンの勝者にタイトルの挑戦をしたいと思っている。
今のところはアルバレスは、現タイトルホルダーを注視している。
「世界タイトル挑戦のチャンスがあれば、それを勝ち取る。それが自分がキャリアの中でずっとやってきたことだ。そのための心構えがある。そのことを考えるとすごく興奮する。そのために早起きして、遅くまで頑張る。こういうことを過去20年間世界中でやってきた」
「関係者はもしクリスチャンと戦えば、自分が勝つと分かっていると思う」
「もしかしたら、クリスチャンがベルトを保持して、自分以外の他の選手と戦った方がいいかもしれない。自分が挑戦権を得たら、自分が勝つからだ」
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