【2/26大会】ONE: FISTS OF FURYにエナッシ、ペトロシアン、ロッタンら参戦
2021年をイベントシリーズ「UNBREAKABLE」で爆発的なスタートを切ったONEチャンピオンシップが、シンガポールから再び格闘技アクションをお届けする。今回は、世界一級のストライカーを一堂に集めたイベントだ。
「ONE: FISTS OF FURY」は2月26日(金)、シンガポール・インドア・スタジアムで行われる。世界タイトル戦を始め、6試合がある。
ONEフライ級キックボクシング世界チャンピオンのイリアス・エナッシ(オランダ / モロッコ)は、ペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)を2018年8月に倒して以来、階級の頂点に君臨してきた。
36勝3敗という驚異的なプロ戦績を有するエナッシは今回、2位コンテンダーのスーパーレック・キアトモー9(タイ)を迎え、タイトル防衛に臨む。
スーパーレックは4連勝中。直近では5位コンテンダーのパンパヤック・ジットムアンノン(タイ)やファディ・カレッド(チュニジア)らに勝っている。
シンガポールでスーパーレックがエナッシを相手にプロ通算127勝目を挙げれば、世界タイトルも手にすることになる。
コーメインイベントには、ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)が久々に登場。
ペトロシアンは103勝2敗2分(無効試合2)のプロ戦績の持ち主。現代の打撃界のレジェンドとされており、2019年にはONEフェザー級キックボクシング世界グランプリで優勝し、その評価を裏付けた。
だが、ペトロシアンが頂点に輝いて以降、ONEスーパーシリーズのフェザー級には続々と大物アスリートが参戦した。今回の相手のダビッド・キリア(グルジア)もその1人だ。
キリアはキックボクシングの世界チャンピオンで、アンディ・リスティ、マーセル・グローエンハート、ケム・シッソーンピーノーンといったビッグネームを倒してきた。
プロ36勝目を挙げようと意気込むキリアは、ペトロシアンとは2012年11月に初対戦。判定で苦杯を喫している。もしキリアが勝ち星を挙げられれば、ONEフェザー級キックボクシングを席巻する存在になることだろう。
この2つの見逃せない大決戦に加え、ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのロッタン・ジットムアンノン(タイ)がONEでキックボクシングデビューを果たす。
ロッタンにとって、4月7日(水)の「ONE on TNT I」で強打者ジェイコブ・スミス(イギリス)と対戦する前の、最後の試合となる可能性がある。
また「ONE: FISTS OF FURY」のオープニングマッチには、総合格闘技界の期待の16歳、ビクトリア・リー(シンガポール / アメリカ)が登場する。
この大会でもONEチャンピオンシップは、シンガポール政府とのパートナーシップを継続し、国際的なスポーツ番組のライブ中継を試験的に復活させる。
現地在住のファンは、シンガポール・インドア・スタジアムでの観戦チケットをTicketmaster.sgで購入できる。 チケットには限定版ONE春節グッズセットがついてくる(在庫がなくなり次第終了)。
予定されているカードは以下の通り。
ONE: FISTS OF FURYフルカード
- (現王者) イリアス・エナッシvs. スーパーレック・キアトモー9 (ONEフライ級キックボクシング世界タイトルマッチ)
- ジョルジオ・ペトロシアン vs. ダビッド・キリア (ONEスーパーシリーズキックボクシング – フェザー級)
- ロッタン・ジットムアンノン vs. アレハンドロ・リーバス (ONEスーパーシリーズキックボクシング – フライ級)
- 秋元皓貴 vs. ジャン・チェンロン (ONEスーパーシリーズキックボクシング– バンタム級)
- ワンダーガール・フェアテックス vs. ジャッキー・ブンタン (ONEスーパーシリーズムエタイ – ストロー級)
- ビクトリア・リー vs. スニーサ・スリセン (総合格闘技 – アトム級)
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