【3/26大会】山口芽生も出場!ONEのサブミッション・グラップリングって?
世界最大の格闘技団体ONEチャンピオンシップは、キックボクシング、ムエタイ、MMAを中心に、あらゆる形の格闘技の魅力を発信してきた。
3月26日(土)にシンガポール・インドアスタジアムで行われる10周年記念大会の「ONE X」でもこの姿勢は同様だ。
通常通り幅広い格闘技の試合が行われるのに加え、2018年以来となるハイレベルなサブミッション・グラップリングの試合も組まれている。
デ・リダー vs. ガウヴァオン
「ONE X:第1部」のコーメインイベントでは、ONEミドル級とライトヘビー級の世界チャンピオンのライニアー・デ・リダー(オランダ)が、ブラジリアン柔術のレジェンド・アンドレ・ガウヴァオン(ブラジル)と対決する。
デ・リダーは、総合格闘技ではノックアウトを3度、サブミッションを10度決めて通算戦績は15勝0敗と無敗。直近では2月の「ONE: FULL CIRCLE」で、ONEウェルター級世界チャンピオンのキャムラン・アバゾフ(キルギス)にアームトライアングルチョークで一本勝ちした。
対するガウヴァオンは10年以上にわたって世界のトップのグラップリング大会で活躍してきた。ブラジリアン柔術黒帯4段で、パンアメリカンやADCCのチャンピオンにも何度も輝いている。ONEデビュー戦となる今回の試合では、盛大なアピールをするつもりだ。
ケリー vs. 山口芽生
ブラジリアン柔術界のスターのダニエル・ケリー(米国)もONEチャンピオンシップデビュー戦となる。対するは、日本の総合格闘技のパイオニア山口芽生。
ケリーは米ニュージャージー州のジム「シルバーフォックスBJJ」でトレーニングするブラジリアン柔術黒帯。グラップリング大会で何度も優勝しており、ソフィア・アマランテやシンシア・カルヴィロといったグラップリング界のビッグネームに勝利した経験もある。
対する山口もブラジリアン柔術黒帯。MMAのキャリアでも優れたグラップリングスキルを駆使してきた。
さらに、日本の女子総合格闘技団体「DEEP Jewels」のチャンピオンであり、ONE女子アトム級世界タイトルに2度挑戦し、現役女王のアンジェラ・リー(シンガポール)を限界まで追い詰めたこともある。
ONEのサブミッション・グラップリングのルール
試合は12分1ラウンドで休憩はなし。サブミッションのみで行われ、タップアウト、バーバル・タップアウト、または危険と判断された場合のレフェリーストップで勝利が決まる。
選手は投げ、テイクダウン、立った状態とグラウンドでのサブミッションができ、どちらかがギブアップするか制限時間に達するまで試合は続く。
12分のラウンドが終了してもサブミッションが成立しない場合は、引き分けとなる。