【7/22大会】ONE 159: De Ridder Vs. Bigdashのフルカード
すでに2つの世界タイトルマッチが発表されているONEチャンピオンシップの次の大会だが、ついに全12試合のカードが正式に出揃った。
世界最大の格闘技団体ONEが、7月22日(金)にシンガポール・インドア・スタジアムで開催する「ONE 159: De Ridder vs. Bigdash」では、元世界王者、トップ5コンテンダー、栄光の瞬間を切望する新星たちが勢揃いする。
メインカードでは、ストロー級2位のボカン・マスンヤネ(南アフリカ)が、3位の箕輪ひろばと対決。
両者ともグラップリングのスペシャリストで、タレントがひしめくこの階級でのランキング上昇へと意気込んでおり、勝利すればONEストロー級世界王者ジョシュア・パシオ(フィリピン)や世界タイトルに挑戦予定のジャレッド・ブルックス(米国)との対戦に近づくだろう。
もう1つ、スリリングなストロー級MMAマッチも行われ、元WMCムエタイ世界チャンピオンのダニエル・ウィリアムスが、ONEの国別登竜門大会「ONEヒーローシリーズ」出身のズーラン・ジャーシー(中国)と対戦する。
ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオン、ロッタン・ジットムアンノン(タイ)との壮絶な試合の後、ウィリアムスはMMAに専念し、すぐさま成功を収めた。元ONEストロー級世界チャンピオンのデェダムロン・ソー・アミュアイシルチョーク(タイ)をフィニッシュし、DEEPストロー級チャンピオンの川原波輝を圧倒した。今回の試合ではMMA3連勝を狙う。
対するズーランは、MMAの経験が豊富でこれまで16勝、83%のフィニッシュ率を誇る。今回がONE本戦デビューのため、華々しい活躍をしたいと思っているに違いない。
「ONE 159」では、バンタム級ムエタイのムアンタイ・PK・センチャイ(タイ)対ウラジーミル・クズミン(ロシア)など、立ち技競技でも魅力的なマッチアップが組まれた。
ムアンタイは何度もムエタイ世界チャンピオンに輝いた選手で、4月に英国のスーパースター、リアム・ハリソンと対戦し、2年間のブランクから復帰。ハリソンには敗れたものの、有数のエキサイティングな戦いを繰り広げた。今回は、再びハイライト級の活躍で白星を挙げよう意気込む。
一方、クズミンは今年2月のONEデビュー戦で、クリス・ショー(スコットランド)を倒し、勢いに乗っている。
さらにメインカードには2020年11月に元ONEストロー級キックボクシング世界王座挑戦者ワン・ジュングァン(中国)を破ったことで知られる、ストロー級ムエタイ2位のアスランベック・ジクレーブ(ロシア)も登場。
ジクレーブは、ジャン・ペイメン(中国)と対戦。ジャンは、中国の「Road to ONE」の勝者で、今年3月のONE本戦デビューで元ONE世界王座挑戦者のジョシュ・トナー(オーストラリア)をフィニッシュしている。ジャンがジクレーブを倒すことができれば、ONE世界タイトルマッチのチャンスが舞い込むかもしれない。
その他、元ONEフェザー級世界王者のマラット・ガフロフ(ロシア)、元ONE世界王座挑戦者のイスラム・ムルタザフ(ロシア)、コスタリカのグラップリングスペシャリスト、アリエル・セクストン、グラップリングのジェサ・カーン(カンボジア)らも登場。
「ONE 159」のフルラインナップは以下の通り。
ONE 159: De Ridder vs. Bigdashのメインカード
- ライニアー・デ・リダー vs. ビタリー・ビグダシュ (ONEミドル級世界タイトルマッチ)
- ジャネット・トッド vs. ララ・フェルナンデス (ONEアトム級ムエタイ暫定世界タイトルマッチ)
- ボカン・マスンヤネ vs. 箕輪ひろば (MMA – ストロー級)
- ムアンタイ・PK・センチャイ vs. ウラジーミル・クズミン (ムエタイ – バンタム級)
- ジャン・ペイメン vs. アスランベック・ジクレーブ (キックボクシング – ストロー級)
- ズーラン・ジャーシー vs. ダニエル・ウィリアムス (MMA – ストロー級)
ONE 159: De Ridder vs. Bigdashのリードカード
- シンサムット・クリンミー vs. イスラム・ムルタザフ (ムエタイ – ライト級)
- アリエル・セクストン vs. マラット・ガフロフ (MMA – ライト級)
- ジェサ・カーン vs. アマンダ・アレキン(サブミッショングラップリング – アトム級)
- ジン・テホ vs. ヴァミール・ダ・シウバ (MMA – ウェルター級)
- アンデウソン・シウバ vs. ミハイル・ジャマール・アブドゥル・ラティフ (MMA – ヘビー級)
- リー・ビヴィンス vs. ゼバ・バーノ(MMA – アトム級)