【10/22大会】ONE Fight Night 3: Lineker vs. Andradeのフルカード決定
すでに世界タイトルマッチ3戦が行われると発表された10月22日 (土)の「ONE Fight Night 3」だが、ついに全9試合のフルカードが出揃った。
米国のゴールデンタイムで生配信される同大会のメインカードでは、ONEフライ級ムエタイ世界グランプリ決勝が行われ、フライ級ムエタイのトップランカーのスーパーレック・キアトモー9(タイ)が、長年のライバルで2位コンテンダーのパンパヤック・ジットムアンノン(タイ)が対戦する。
グランプリの優勝者には、名誉ある銀色のベルトと、ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのロッタン・ジットムアンノン(タイ)の有するタイトルへの挑戦権が与えられる。
スーパーレックとパンパヤックはこれまでに7度対戦しており、直近では2020年7月にスーパーレックがユナニマス判定で勝っている。そして今年8月の「ONE FIGHT NIGHT 1」で行われた準決勝では、両者とも衝撃的なKO勝ちを収め決勝進出。伝説的なライバル関係の新たなページが開かれた。
2人とも最後の直接対決以降、スキルを磨きONEのケージ「サークル」内での戦いにも慣れてきたため、「ONE Fight Night 3」では世界クラスのストライカー同士による火花が飛び散る戦いを繰り広げてくれるに違いない。
スーパーレック対パンパヤックの前には、2位フェザー級コンテンダーのキム・ジェウォン(韓国)とONEデビューを迎える無敗のシャミル・ガサノフ(ロシア)が「サークル」に登場。古典的なストライカー対グラップラーの一戦だ。
今年3月に現フェザー級王者のタン・カイ(中国)に敗れたキムは巻き返しを期しており、今回勝利すれば、再びタイトルに挑戦するチャンスを引き寄せるだろう。
だが、対するガサノフは簡単な相手ではない。プロ12勝を挙げており、うち8勝はサブミッション、2勝はノックアウトによるもの。
総合力が高く、グラップリングを多用するガサノフの戦いぶりは、才能あふれるストライカーのキムにとって難問を突きつけてくることだろう。
メインカードの第1試合は、世界有数のストロー級ストライカーによるMMAマッチ。
4戦連続KO勝利とランキングに復帰を狙うジェレミー・ミアド(フィリピン)が、5連勝中の5位コンテンダーのダニエル・ウィリアムス(オーストラリア / タイ)と対戦する。
また、リードカードではエキサイティングな4試合が行われる。トリを飾るのは、ケイド・ルオトロ(米国)とウアリ・クルジェフ(ロシア)による初代ONEライト級サブミッション・グラップリング世界王座決定戦だ。
また、日本からは内藤大樹が参戦。対するは、内藤と同じく今年5月のONEフライ級ムエタイ世界グランプリ準々決勝に出場したアミール・ナセリ(イラン / マレーシア)。
「ONE Fight Night 3: Lineker vs. Andrade」のフルカードは以下の通り。
ONE Fight Night 3のメインカード
- (現王者) ジョン・リネカー vs. ファブリシオ・アンドラージ (ONEバンタム級世界タイトルマッチ)
- レギン・アーセル vs. シンサムット・クリンミー (ONEライト級ムエタイ世界タイトルマッチ)
- スーパーレック・キアトモー9 vs. パンパヤック・ジットムアンノン (ONEフライ級ムエタイ世界グランプリ決勝)
- キム・ジェウォン vs. シャミル・ガサノフ (MMA – フェザー級)
- ジェレミー・ミアド vs. ダニエル・ウィリアムス (MMA – ストロー級)
ONE Fight Night 3のリードカード
- ケイド・ルオトロ vs. ウアリ・クルジェフ (ONEライト級サブミッション・グラップリング世界タイトルマッチ)
- アミール・ナセリ vs. 内藤大樹 (ムエタイ – フライ級)
- エイサー・テン・パウ vs. メディ・ザトゥー (ムエタイ – バンタム級)
- リー・ビヴィンス vs. ノエル・グランジャン (MMA- アトム級)