【11/19大会】ONE Fight Night 4: Abbasov Vs. Lee フルカード発表
世界チャンピオン同士の対決2戦が行われるとすでに発表されている11月19日(土)の「ONE Fight Night 4」だが、ついにフルカードが出揃った。
シンガポール・インドア・スタジアムで、3競技にわたる格闘技アクション満載の全9試合が行われる。
メインイベントでは、ONEライト級世界チャンピオンのクリスチャン・リー(シンガポール / 米国)が階級を上げて、ONEウェルター級世界チャンピオンのキャムラン・アバゾフ(キルギス/ロシア)に挑戦。コーメインイベントでは、ONEフライ級ムエタイチャンピオンのロッタン・ジットムアンノン(タイ)がストロー級ムエタイ世界チャンピオンのジョセフ・ラシリ(イタリア / モロッコ)の挑戦を受ける。
これらのメインの試合を前に、元ONEバンタム級世界チャンピオンで現在3位コンテンダーのビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)が、新星のマーク・ステファン・ロマン(フィリピン)と対戦する。
フェルナンデスの出場は、今年3月にジョン・リネカー(ブラジル)からベルトを剥ぎ取られて以来。一方のロマンは10連勝中で、5位コンテンダーとしてこの重要な一戦に臨む。
42歳のフェルナンデスは、ONE史上最も圧倒的な世界チャンピオンで、世界タイトルマッチで11勝、9度の防衛を果たしている。
また、メインカードではベテランのノックアウト・アーティストのコスモ・アレクサンドレ(ブラジル)が、ウェルター級キックボクシングマッチでジュアン・セルバンテス(英国)と対決。
アレクサンドレの出場は、2019年にセージ・ノースカット(米国)をノックアウトした劇的な試合以来。今回も判定決着になる見込みは薄いだろう。
メインカードの第1試合を飾るのは、必見のバンタム級MMAマッチ。元バンタム級王者のケビン・ベリンゴン(フィリピン)と元フェザー級ランカーのキム・ジェウォン(韓国)が対決する。
キムは、「ONE Fight Night 3」で、無敗のニューカマーのシャミル・ガサノフ(ロシア)に一本負けを喫した直後の出場となる。
洗練されたボクシングと総合力の高いスキルを武器に、バンタム級で長年スターとして活躍するベリンゴンを倒せれば、新しい階級で注目を浴びるチャンスとなる。
リードカードのメインは、元ONEフライ級ムエタイ世界チャンピオンのジョナサン・ハガティー(英国)とウラジーミル・クズミン(ロシア)によるバンタム級ムエタイマッチ。
英国出身のストライカーの中で指折りの人気を誇るハガティーは、階級を上げて再び世界タイトルを狙うための再スタート。
階級転向後の初戦の相手となるクズミンは、ONEチャンピオンシップで2戦出場。クリス・ショー(スコットランド)に圧勝して一躍知名度を高めた。
また、リードカードでは、才能あふれるフィニッシャーのルスラン・エミベック・ウフール(キルギス)が、ONEデビューを迎えるイシ・フィティケフ(オーストラリア)とウェルター級MMAマッチで対戦する。
先月の「ONE 162」で第1ラウンドで一本勝ちを決めてONEデビュー戦を飾ったベテランのエミベック・ウフールを相手に、プロ7戦無敗と快進撃を続けるフィティケフの実力が試されることになる。
この試合の前には、ブラジリアン柔術のダニエル・ケリー(米国)が、サンボの世界チャンピオンのマリア・モルチャノバ(ロシア)とサブミッション・グラップリングマッチで対決。それぞれのバックボーンの格闘技の強さを競う。
ケリーはONE参戦してすぐさま注目を浴びたが、モルチャノバも同様にONEのケージ「サークル」初戦でインパクトのある戦いぶりを披露したいと意気込んでいるに違いない。
そして、同大会は火花の飛び散るような戦いとなることが確実の試合で幕を開ける。超アグレッシブなストライカーのリアム・ノーラン(英国)が、エディ・アバソロ(米国)とライト級ムエタイマッチで対決する。
アバソロはONEデビュー戦で大きな印象を残したいと望んでおり、経験豊富なノーランとの対戦は打って付けに違いない。
「ONE Fight Night 4」のフルカードは以下の通り。
ONE Fight Night 4のメインカード
- (王者) キャムラン・アバゾフ vs. クリスチャン・リー (ONEウェルター級世界タイトルマッチ)
- (王者) ロッタン・ジットムアンノン vs. ジョセフ・ラシリ (ONEフライ級ムエタイ世界タイトルマッチ)
- ビビアーノ・フェルナンデス vs. マーク・ステファン・ロマン (MMA – バンタム級)
- コスモ・アレクサンドレ vs. ジュアン・セルバンテス (ムエタイ – ウェルター級)
- ケビン・ベリンゴン vs. キム・ジェウォン (MMA – バンタム級)
ONE Fight Night 4のリードカード
- ジョナサン・ハガティー vs. ウラジーミル・クズミン (ムエタイ – バンタム級)
- ルスラン・エミベック・ウフール vs. イシ・フィティケフ (MMA – ウェルター級)
- ダニエル・ケリー vs. マリア・モルチャノバ (サブミッション・グラップリング – アトム級)
- リアム・ノーラン vs. エディ・アバソロ (ムエタイ – ライト級)