【12/18大会】 ONE: COLLISION COURSEにガフロフ、タイナネス、サーデュラエフが参戦
ONEチャンピオンシップは、今年最後のライブイベントに向けて準備を進めている。
世界最大の格闘技団体ONEは12月18日 (金) 、2020年最後のライブイベント「ONE: COLLISION COURSE」を、シンガポール・インドア・スタジアムからお届けする。
メインイベントでは、ONEバンタム級ムエタイ世界チャンピオンのノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)が、ONEバンタム級ムエタイトーナメント優勝者のロドレック・PK・センチャイムエタイジム(タイ)を迎え、ファン待望の防衛戦が行われる。
さらに、2021年に向けて大飛躍を狙う、総合格闘家たちも登場する。
コーメインイベントでは、ローウェン・タイナネス(米国)が、元ONEフェザー級世界チャンピオンのマラット・ガフロフ(ロシア)と対戦する。
タイナネスは、ハワイのグラップラー。2011年9月のプロデビュー以来、元ライト級王者のエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)や元ONE世界タイトル挑戦者の安藤晃司を相手に勝利し、完璧な10勝0敗の戦績を築き上げた。
2019年1月のONEライト級世界グランプリ初戦では、ホノリオ・バナリオ(フィリピン)を相手に第1ラウンドTKO勝利を挙げたが、タイナネスはそれまで休養の原因となっていた背中の怪我のために、残りの試合を出場辞退を余儀なくされた。
だが、タイナネスは回復し、2021年のONEライト級世界タイトル挑戦を視野に、再び圧倒的な勝利を挙げようと意気込んでいる。
一方のガフロフは、タイナネスの無敗記録をストップさせ、勢いを削ごうと目論む。
ダゲスタン出身のガフロフは、かつてフェザー級で最も破壊的なパワーを有するアスリートだった。
ガフロフは、2014年10月に無敗の戦士として、ONEにデビューし、全てリアネイキッド・チョークで6連勝し、ONEフェザー級世界タイトルを手に入れた。
その後、タイトルを失い、逆境を経験したが、2階級ONE世界チャンピオンを目指して階級を上げる決断をした。
もしタイナネスの無敗記録をストップできれば、ライト級タイトルへの道も開けてくるだろう。
「ONE: COLLISION COURSE」には、3位バンタム級コンテンダーのユサップ・サーデュラエフ(ロシア)や、無敗のトロイ・ウォーゼン (米国)、カンボジアのヒーロー、チャン・ロタナも登場する。
開催地シンガポールからは、アミール・カーンが参戦。
メガジム「Evolve MMA」に所属するカーンは、最近ラウル・ラジュ(インド)を記録的なノックアウト勝ちで倒し、その勝利を末期癌と診断された父のタジュディーンに捧げた。カーンが父親のために、再び最高のパフォーマンスを披露しようとしていることは間違いない。
「ONE: INSIDE THE MATRIX」での成功に続き、「ONE: COLLISION COURSE」でもONEはシンガポール政府と協働を継続し、国際的なスポーツイベントの試験的生中継を行う。
「ONE: COLLISION COURSE」では、250枚の「スーパーファン」チケットパッケージが188シンガポールドル(約1万4千円)で発売される。チケットには、社会的距離が確保されたプレミアムシートでの観戦や、80シンガポールドル(約6千円)相当の特別グッズが含まれる。
この限定商品は、 ticketmaster.sgで購入可能。
ONE: COLLISION COURSEのフルカード
- ノンオー・ガイヤーンハーダオ vs. ロドレック・PK・センチャイムエタイジム (ONEバンタム級ムエタイ世界タイトルマッチ)
- マラット・ガフロフ vs. ローウェン・タイナネス (総合格闘技 – ライト級)
- ユサップ・サーデュラエフ vs. トロイ・ウォーゼン (総合格闘技 – バンタム級)
- アミール・カーン vs. パク・デソン (総合格闘技 – ライト級)
- チャン・ロタナ vs. シェ・ウェイ (総合格闘技 – フライ級)
- レイモンド・マゴメダリエフ vs. エドソン・マルケス (総合格闘技 – ウェルター級)