ペトロシアン、2020年も「最強であり続けたい」
高い目標を持つジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)だが、それでも2019年は自身にとって並外れた年だったと言える。そして、その勢いは衰える兆しを見せない。
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Posted by ONE Championship on Sunday, October 13, 2019
アルメニア系イタリア人であるペトロシアンは、ONEフェザー級キックボクシング世界グランプリ(WGP)で名だたるアスリートを相手に3連勝を収め、格闘技史上最大の優勝賞金を手にしたのだ。
「2019年は素晴らしい年だった。とても特別な年となった」と34歳のペトロシアンは話す。
「年初に世界でもっとも重要なトーナメントを目標に据えて、そして達成した」
「楽な試合は1試合もなかった。言葉では言い表せないような気持ちだった」
ペトロシアンは、「ONE:ENTER THE DRAGON」であったトーナメント初戦のWGP準々決勝でペットモラコット・ペッティンディー・アカデミー(タイ)と戦ったが、無効試合になった。
7月には「ONE: MASTERS OF DESTINY」で再戦、ペトロシアンはペットモラコットをユナニマス判定で下した。
わずか1ヶ月後の8月の準決勝、対戦相手のジョー・ナタウット(タイ)の地元で開かれた「ONE:DREAMS OF GOLD」ではまたもやハイライト級のパフォーマンスを見せた。
ペトロシアンは、絵に描いたような左クロスで第1ラウンドでノックアウト勝ちを決め、ついに決勝へと駒を進めたのだ。
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Posted by ONE Championship on Friday, August 16, 2019
10月の両国大会「 ONE: CENTURY PART II」であった決勝では、強敵のサミー・サナ(フランス / アルジェリア)を相手に、“ドクター”の異名にふさわしい精密なパフォーマンスを見せ、ベルトと賞金を手にしたのだった。
「ビッグファイトだらけで、やりがいのある期間だった。ペットモラコットやナタウットやサナとの試合はどれもエキサイティングだった。もし、どうしても1つだけ選ばないといけないのだったら、ナタウット相手のKOかな」
「トーナメント方式は難しかった。常にトレーニングをし続けなければならないし、毎日集中しなくてはいけない。勝っても常に次の対戦相手のことを考えて。本当に濃い経験だったが、楽しくて大満足だった」
「WGPタイトル獲得は、ジーンとした。自分の手が勝者として挙げられた時、キックボクシングのスターになりたかった子供の頃から犠牲にしてきたものなど、いろんなイメージが頭に浮かんできた。再びアスリートとしての資質を証明できた」
トーナメントの頂点に立ち、ペトロシアンは最高のキックボクサーとしての地位固めを成し遂げた。
だが、ペトロシアンは慢心せずまだ自身のキャリアを推し進める気でいる。
「次のチャレンジについては、すでに考えている」
「長期目標を立てるのは慣れていないが、最大の目標はこの階級最高の選手であり続けること。誰とでも対戦する用意はできている」
「常に向上の余地はある。自分の才能に限界をつけたくはない。できる限り学んで、ジムで試してみて、そして体に染み込ませる」
世界最高の選手と戦い自身のスキルを磨く以外にも、2020年、ペトロシアンには夢がある。
自身のホームであるイタリアでのONEチャンピオンシップの大会開催だ。
「もちろん、それは夢だ。大成功となるだろう。生での試合観戦と、アスリートのレベルの高さにおいてはONEは最高だし、イタリアのファンも気にいるだろう」
「新しいチャレンジだらけのエキサイティングな年になるだろう。準備はできている。次の試合のシーズンが楽しみだ」
「メリー・クリスマス、そして良い年の始まりを祈っている。2020年、またエキサイティングな試合シーズンで会うのが楽しみだ」
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