【8/26大会】王者オクと再戦、絶対的決着狙うクリスチャン・リー「素早くやつける」

Christian Lee Timofey Nastyukhin ONE on TNT II 1920X1280 8

昨年ONEライト級世界タイトルを失ったクリスチャン・リー(シンガポール / 米国)だが、奪還のチャンスはすぐそこにあると考えている。

リーは、8月26日(金)の「ONE 160」で、ライト級王者のオク・レユン(韓国)への挑戦者として出場する。この待望のダイレクトリマッチでは、自身こそが勝者となると考えているようだ。

昨年の世界タイトルマッチで、リーはオクに勝ったと考えており、再戦では優位に立ちたいと考えている。

同時に、判定負けに対して抗議を続けても何にもならないと分かっている。このため、今回の戦いでは違った戦術を持ち込んでくることだろう。

リーはこう説明している。

「ONEチャンピオンシップの採点基準で見ると、すべての分野で自分が上回っていた。フィニッシュ寸前までいったか、ダメージを与えられたか、という点だが、自分は相手の眼窩(がんか)を折ったし、第3ラウンドでは大きなダウンを奪った。それに、2度一本勝ち寸前まで行った。このことを見れば明らかだ」

「賞賛に値するのは、(オクが)全5ラウンド持ちこたえて、全5ラウンドを通じて良いペースを保てたことだけだ。自分の意見としては、あの試合では自分が勝っていた。だが、(リマッチでは)同じゲームプランで行くつもりはない」

リーは、MMA15勝のうち14勝をフィニッシュで挙げており、今回のシンガポール・インドア・スタジアムの試合では、この能力が大きな鍵になると考えている。

前回は判定負けで敗れたものの、リーは今回は試合の行方をジャッジの手に委ねたくはないと考えている。さらに、判定でオクを倒したとしても、同じ疑問が残り続けることも分かっている。

このため、リーはタイトルを奪還し、このライバル関係に絶対的な決着をつける盛大なアピールをしたいと考えている。

リーはこう話している。

「絶対この試合に勝てると信じている。僅差の判定になったら、3戦目が組まれる可能性もあるけれど、自分の予定通りに試合が進めば、素早くやっつけて、フィニッシュするさ。そうすればもうリマッチの必要はない」

アマゾン・プライムとの契約「ONEのレベルアップに」

8月26日はONEチャンピオンシップにとって歴史的な日になる。

まず「ONE 160: Ok vs. Lee II」が、日本を含むアジアのゴールデンタイムで生中継され、 その数時間後には「ONE FIGHT NIGHT 1: Moraes vs. Johnson II」が北米のゴールデンタイム(日本時間では8月27日10時から)で配信される。

「ONE FIGHT NIGHT 1」では、アドリアーノ・モラエス(ブラジル)とDJことデメトリアス・ジョンソン(米国)の再戦がメインを飾り、ONEとアマゾン・プライム・ビデオの複数年にわたるパートナーシップがスタートする。

ONEライト級世界タイトルの挑戦者、クリスチャン・リーはこのパートナーシップは、ONEにとって米国とカナダにおける大きなステップとなるとしている。

さらに、この契約締結はONEと所属アスリート、世界中のファンにとって大きな成功となるとも考えているようだ。

リーはこう付け加えた。

「アマゾン・プライムとの契約は、特にアメリカ市場に参入にあたってONEチャンピオンシップのレベルアップになると思う」

「ONEチャンピオンシップが頑張って、より大きな舞台に進出するのを嬉しく思う。この動きの一員になれて嬉しいし、光栄に思う」

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