【12/4大会】松嶋こよみ、トノン、グレゴリアンもONE: BIG BANGに登場
ONEチャンピオンシップは、 12月4日(金)の「ONE: BIG BANG」で、2020年最後の月を盛大にスタートする。
この大会は、シンガポール・インドア・スタジアムで、ライブイベントとして行われる。
メインイベントでは、大会名に相応しい、強力なアスリートが登場する。ONEライトヘビー級キックボクシング世界チャンピオンのローマン・クリークリャ(ウクライナ)が、ムラト・アイグン(オランダ / トルコ)を相手に防衛戦を行う。
このヘビーヒッター同士の戦いは間違いなく注目を浴びるが、それ以外にも、多数のトップコンテンダーが参戦。待望のONEデビューを迎えるアスリートに、2021年のONEアトム級世界グランプリ出場枠を狙う女性アスリートも登場する。
コーメインイベントでは、元ONE世界タイトルチャレンジャーで、フェザー級3位コンテンダーの松嶋こよみが、世界タイトルマッチへのステップとなる試合に臨む。
松嶋はプロ戦績12勝4敗。2018年9月、元ONEフェザー級世界チャンピオンのマラット・ガフロフ(ロシア)をノックアウトし、ONEで絶好のスタートを切った。そして2019年6月にはクォン・ウォンイル(韓国)を圧倒し、ユナニマス判定で勝利を挙げた。
その2ヶ月後、当時のフェザー級王者のマーティン・ニューイェン(ベトナム/オーストラリア)に敗れたが、この2月には、キム・ジェウォン(韓国)を相手にノックアウト勝利を挙げている。
松嶋は連勝を狙っているが、そこに立ちはだかるのがゲイリー・トノン(米国)だ。
トノンは、グラップリング界のビッグネーム。
有名格闘家ジョン・ダナハーが率いる「ダナハー・デス・スクアッド(ダナハー死の部隊)」のメンバーで、64勝23敗の競技戦績を築き、ブラジリアン柔術の世界チャンピオンに何度もなった。
総合格闘技に挑戦する意欲を口にしていたが、多様なスキルを磨き上げ、満を持して2018年3月に待望のデビューを迎えた。
以来、ONEのケージ「サークル」で対峙した相手をことごとくフィニッシュしてきた。2019年5月には、ベテランの中原由貴を相手に、ヒールフックで55秒でサブミッション勝利を挙げ、フェザー級5位コンテンダーの地位を築き上げた。
トノンは、この12月4日、自身の総合格闘技のキャリアで最もタフな相手と対戦することになる。もし勝つことができれば、ONEフェザー級世界チャンピオンになったばかりのタン・リー(ベトナム/米国)との対戦も視野に入ってくるだろう。
スリリングなコーメインイベントに加え、「ONE: BIG BANG」では、フライ級2位コンテンダーのダニー・キンガッド (フィリピン)が、3位のカイラット・アクメトフ(カザフスタン)と対戦する。
また、ONEデビューを迎えるマラット・グレゴリアン(アルメニア)や、アミル・アリアックバリ(イラン)、イスラム・アバソフ(ロシア)、イヴァン・コンドラチェフ(ロシア)も登場。
さらに、無敗のレスリングのアイコン、リトゥ・フォガット(インド)が、ONEアトム級世界グランプリ出場へアピールを目指し、ジョマリー・トーレス(フィリピン)と対戦する。
「ONE: INSIDE THE MATRIX」での成功に続き、「ONE: BIG BANG」でもONEはシンガポール政府と協働を継続し、国際的なスポーツイベントの試験的生中継を行う。
「ONE: BIG BANG」では、250枚の「スーパーファン」チケットパッケージが188シンガポールドル(約1万4千円)で発売される。チケットには、社会的距離が確保されたプレミアムシートでの観戦や、80シンガポールドル(約6千円)相当の特別グッズが含まれる。
この限定商品は、 ticketmaster.sgで購入可能。
ONE: BIG BANGのフルカード
- ローマン・クリークリャ vs. ムラト・アイグン (ONEライトヘビー級キックボクシング世界タイトルマッチ)
- 松嶋こよみ vs. ゲイリー・トノン (総合格闘技 – フェザー級)
- マラット・グレゴリアン vs. イヴァン・コンドラチェフ (キックボクシング – フェザー級)
- カイラット・アクメトフ vs. ダニー・キンガッド (総合格闘技 – フライ級)
- アミル・アリアックバリ vs. イスラム・アバソフ (総合格闘技 – ヘビー級)
- リトゥ・フォガット vs. ジョマリー・トーレス (総合格闘技 – アトム級)
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